一般注記[西原遺跡 要約]
西原遺跡は、阿武隈川と矢武川とに挟まれた段丘面の舌状に張り出した南緩斜面に位置している。遺跡推定面積40,000?の内、5%ととなる2,000?の調査である。遺構分布は調査区西側に竪穴住居跡が集中し、東側には竪穴住居跡1軒と偏りがある様相を呈するが、掘立柱建物跡は中央に密に分布する傾向がある。
[佐平林遺跡(7) 要約]
本調査区は、佐平林遺跡の中央部にあたり、南に舌状に張り出す台地上に位置し、先に調査が実施された佐平林遺跡(5区)に接している。検出された竪穴住居跡は、所属時期が、奈良時代から平安時代に至るものであるが、伴出遺物から3時期に区分できる。
[佐平林遺跡(8) 要約]
本調査区は、佐平林遺跡の中央部にあたり、過年度に調査を実施した1〜4区の北西部にあたる。調査区は南に舌状に張り出す台地上に位置している。検出された遺構は、密な重複関係を有しており、時間差をもつ遺構在り方詳細に検討し、時期区分を行っている。
[谷地前C遺跡 要約]
本遺跡の調査は、昭和52年度に続く第二次調査である。前回の調査で確認されていた奈良・平安時代を中心とした集落跡であることを再認識し、竪穴住居跡および掘立柱建物跡などの中心的な遺構について、時期区分を行い竪穴住居跡と掘立柱建物跡との有機的な関連を遺構の構成要素として捉えている。
DOI10.24484/sitereports.23504
一次資料へのリンクURLhttp://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/43/43345/23504_1_%E6%AF%8D%E7%95%91%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E9%81%BA%E8%B7%A1%E7%99%BA%E6%8E%98%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A0%B1%E5%91%8A.pdf
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