文書・図像類
格子上の場の理論
資料に関する注記
一般注記:
- 平成7、8年度は研究実施計画に沿って、研究対象の違いに対応して、グループごとに交流をし研究を進めた。主な研究実績は以下のようである。1)計算機シミュレーションの方法を用いた強い相互作用の理論である量子色力学(QCD)に基づくハドロン物理量の計算と予言、重いクォーク系の計算、QCDでの有限温度での相転...
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https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=60019502
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書誌情報
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デジタル
- 資料種別
- 文書・図像類
- タイトル
- 著者・編者
- 鈴木, 恒雄Suzuki, Tsuneo
- 出版事項
- 出版年月日等
- 1998-03-01
- 出版年(W3CDTF)
- 1998-03-01
- 並列タイトル等
- Lattice field theories
- タイトル(掲載誌)
- 平成9(1997)年度 科学研究費補助金 基盤研究(A) 研究成果報告書 = 1997 Fiscal Year Final Research Report
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 1995-1997
- 掲載巻
- 1995-1997
- 掲載ページ
- 38p.-
- 本文の言語コード
- jpn
- 件名標目
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- 平成7、8年度は研究実施計画に沿って、研究対象の違いに対応して、グループごとに交流をし研究を進めた。主な研究実績は以下のようである。1)計算機シミュレーションの方法を用いた強い相互作用の理論である量子色力学(QCD)に基づくハドロン物理量の計算と予言、重いクォーク系の計算、QCDでの有限温度での相転移の解明の研究を実施した。特に、筑波大のグループによるウイルソンクォークの入ったQCDの相構造、ハドロンの散乱振幅を格子理論の枠内で非摂動的に決定した事など特筆される。2)計算機シミュレーションの方法を用いたQCDでのクォークの閉じ込め機構の解明、QCDにおける位相量(モノポール、インスタントン等)の重要性の解明についても、金沢大、広島大のグループによって精力的になされた。アーベリアン射影されたQCDでモノポールが、すべての質量の生成に本質的であるらしい事、インスタントンとモノポールの密接な関係、デュアル格子上での繰り込み群変換と繰り込み群の流れ図の解明など興味ある結果が得られた。 平成9年度はこの研究計画のまとめとして、予定どうり「格子上の場の理論」の中で最重要な問題であるQCD、特にQCDの真空構造の問題にテーマを絞った国際会議を京都大学基礎物理学研究所の「1997年湯川国際セミナー非摂動的量子色力学-QCDの真空構造-」として1997年12月2日-12月12日まで10日間開催し、外国旅費は、他の予算からあて、この科研費全体を国内旅費にあてた。科研費分担者の多くが組織委員に参加をした。会議は、10日間にわたって、各40分の講義形式の講演を1-3コマ各招待講師が行った(計50コマ)。さらに、短い一般講演のセッションが38講演、主催者が企画をした格子QCDと解析的QCDの国内外の第一線のQCD研究者によるテーマを設定したディスカッションの時間も設けた。全体の登録した参加者数は143名であった。主な討論内容は1)クォークの閉じ込め機構について2)カイラル対称性の自発的破れの機構、3)QCDの有限温度相転移、高温相の物理、4)新しい非摂動的解析的手法の開発等「QCDの真空構造」にテーマを限定した。In the first two years, different topics on lattice field theories were studied in each group organized by the participants of this project. Main results are the following :1) Large-scale Monte-Carlo simulations using very large paralell super computers were done in the lattice quantum chromodynamics (QCD). Hadron masses and matrix elements, heavy quark system, finite-temperature transition of QCD were studied. It is to be emphasized that Tsukuba group has clarified the features of finite-temperature transition of QCD with Wilson fermions.2) Monopole condensation and color confinement were studied using Monte-Carlo simulations of lattice SU (2) and SU (3) QCD.The role of monopoles and the relation between monopoles and instantons were clarified by Kanazawa and Hiroshima groups. New idea and technique using block-spin transformation on the dual lattice were proposed and almost renormalized trajectory is found in terms of monopoles.In the last years, all the fund is devoted to organize Yukawa International Seminar on Non-perturbative QCD-Structure of the QCD vacuum- held at Institute of Theoretical physics at kyoto University from December 2 till December 12,1997.. Many members of the participants of this project were involved in the organizing commitee. The seminar is composed of 50 long talks and 38 short talks. In addition, three discussion hours were organized on color confinement and monopoles and instantons, renormalization transformation, hadron physics. The number of the total registered participants is 143.研究課題/領域番号:07304028, 研究期間(年度):1995–1997出典:「格子上の場の理論」研究成果報告書 課題番号07304028 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) 本文データは著者版報告書より作成
- DOI
- 10.24517/00034862
- オンライン閲覧公開範囲
- 限定公開
- 関連情報
- https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=60019502https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07304028/https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-07304028/073040281997kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
- 提供元機関・データベース
- 金沢大学 : 金沢大学学術情報リポジトリKURA