タイトル(掲載誌)平成7(1995)年度 科学研究費補助金 一般研究(C) 研究課題概要 = 1995 Research Project Summary
一般注記金沢大学理学部
1。泊は、2次元正規特異点の幾何種数の上限についてresolutionの例外集合Aの重み付きdual graphの言葉、特にArtin's fundamental cyckeZ_0と標準因子のnumerical class K′の関係によって、上から評価することをテーマとし、ある線形不等式をえた。それは、Yauの不等式の拡張であり、「maximally elliptic singularityはGorenstein」が系としてしたがう。2。1969年から1974年にかけて、E.F.Beckenbachとその一門が、複素平面をパラメーター空間とするR″内の極小曲面に対し、Nevanlinna理論と類似の理論を展開した。藤本は、この結果を、放物型Riemann面をパラメーター空間とする極小曲面の場合に拡張した。3。児玉は、実リー群Gが正則同型写像として推移的に作用する複素多様体M=G/Kに対して、複素平面CからMへの正則写像f:C→Mはすべて定値写像であるならば、Mは小林双曲型であるかという問題を研究した。4。石本は、球上の球バンドルのホモトピー分類に関するJames‐Whiteheadの定理の拡張(下記発表予定論文)の応用として、(n-2)‐連結2n次元多様体(n【greater than or equal】4)や(n-3)‐連結(2n-1)次元微分可能多様体(n【greater than or equal】6)のホモトピー分類と同5。早川は、3次元の終着特異点について、その重みつきのblowing upを計算することにより、終着特異点のみをもち、かつdiscrepancyの小さい因子のみを例外因子にもつようなものを構成した。これらの計算により,extremal rayのcontractionで得られるmorphismのうちで、divisorial contractionになっているものの例が数多く得られた。6。森下は、主に代数群の整数論に関して、特に(a)等質空間の玉河数、平均値定理、(b)大域体上のノルム・トーラスの類数関係、(c)ホップ写像に対する種の理論などの研究を行なった。
研究課題/領域番号:06640028, 研究期間(年度):1994
出典:研究課題「複素解析空間の特異点の代数幾何」課題番号06640028(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06640028/)を加工して作成
関連情報https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=60183878
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06640028/
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)