タイトル(掲載誌)平成10(1998)年度 科学研究費補助金 萌芽的研究 研究課題概要 = 1998 Research Project Summary
一般注記金沢大学医学部
我々は、遺伝子組換えにより弱毒化したインフルエンザウイルスの第8RNA分節を利用し2Aプロテアーゼ介在配列を用いた、安定で遺伝し発現レベルの非常に高い、インフルエンザウイルスベクター系を開発した。そこで、当該ウイルスベクター系を腫瘍ワクチンとして応用することを考えた。インフルエンザウイルスベクター系にCAT,BAX,EGFP,HIV-1 gp41遺伝子等を導入したウイルスを回収した。培養細胞レベルでの解析を行った。遺伝子組み換えウイルス、および、親ウイルスをマウスとサルに摂取し、LD50、体温・体重変化、インターフェロン産生、IgA、IgG抗体量の継時変化、CTL誘導活性等、免疫学的、病理学的解析を行った。ウイルスは高度に弱毒化され、かつ高い免疫原性を有していた。得られたサンプルの詳細な解析を行っている。
研究課題/領域番号:10877053, 研究期間(年度):1998
出典:研究課題「インフルエンザウイルスベクター系を用いた腫瘍ワクチンの開発」課題番号10877053(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10877053/
一次資料へのリンクURLhttps://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=60233&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
関連情報https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=30168794
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10877053/
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)