一般注記ウラン資源全般にわたって現在まて得られる文献情報から、1995年度のカザフスタンの現地情報を収集する際の事前資料として、本報告書を取りまとめた。\$80/kg以下の確認資源量は417,500tUと報告されているが、そのウラン資源量の多さに比べて、最近、ウラン生産量は落ち込んできている傾向にある。1993年のウラン生産量は2,300$\sim$2,700tUと推定される。1994年の推定生産量は1,700tUと減少している。生産の動向から採掘方法や鉱床タイプの変遷をまとめると、在来型の坑内、露天掘り採掘が行われていた熱水性の鉱床から、ISL法の適用が可能な砂岩型鉱床へ生産の拠点が代わってきている。これまで生産を行っている砂岩型のChu-Saryssu、Syr-Darya鉱床区に加えて、1994年には砂岩型のIly鉱床区から新規にウランが生産されている。生産の動向から資源量を評価すると、Pribalkhash鉱床区火山岩型鉱床、Kokchetav鉱床区の鉱脈型鉱床やPricaspiskaya鉱床区の燐灰土型鉱床の今後当分生産が行われない資源量は高コストのカテゴリーまたは採掘済みの資源量とみなすことも可能である。カザフスタンのウラン資源概要についてまとめたが、今後、引き続き生産されると判断される砂岩型鉱床の地質条件(埋蔵量・品位・深度・規模)、生産・操業状況等細部にわたった情報が必要と考えられる。その際、キルギスタンの精製錬施設や休閉山した鉱山の閉山計画についての情報も収集する事が望まれる。
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一次資料へのリンクURL/PNC-TN7420-95-004.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System