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図書

言霊と日本語 (ちくま新書 ; 1531)

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言霊と日本語

(ちくま新書 ; 1531)

国立国会図書館請求記号
KF35-M17
国立国会図書館書誌ID
030709677
資料種別
図書
著者
今野真二 著
出版者
筑摩書房
出版年
2020.11
資料形態
ページ数・大きさ等
249p ; 18cm
NDC
810.2
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資料詳細

要約等:

日本語・日本文化の中で「コトダマ」という語はどう使われてきたか。和歌の解釈と結びつけて「コトダマ」観を展開した富士谷御杖など、ことばの渉猟者たちの足跡をたどり、ことばの深奥と詩的言語としての日本語表現に迫る。(提供元: サピエ図書館資料検索)

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目次

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  • はじめに/第一章 『万葉集』の言霊/奈良時代には使われていた語/「言」と「事」/『万葉集』の「タマ」/「コトダマ」の公的性格/「八十」とは数が多いこと/「コトダマ」と占い/ことばに宿るのか、ことばそのものの力か?/区別が曖昧な言霊信仰と言霊思想/ことばの力/悪いことの実現を神に祈る/「ウケイ」の語義の変化/『風土記』のことば/アニミズムと擬人化/「コトダマ」と神やクニ(国)は不可分/『古今和歌集』の「人の心─言の葉─和歌」/平安時代の文献に「コトダマ」はみられない/江戸時代に注目された古代語/第二章 江戸時代の言霊/古文辞派の解釈方法/国学者の古文辞学/文献学者としての契沖/本居宣長の『古事記』よみとき/本居宣長の筋道/宣長の解釈の限界/『詞八衢』の画期的な成果/宣長・春庭父子と植松有信/霊妙な言語の力/春庭による実証の背景/『詞八衢』をよむ──ことばの渉猟者/読者も「ことばの渉猟者」/『詞八衢』の蔵書票/書き込みをしたのは誰か/『詞八衢』と言霊音義学派のつながり/江戸時代の分析的な観察/ことばと霊妙な力とが結びつく危険性/異国の意識/江戸時代の五十音図/契沖の五十音整理/賀茂真淵『語意考』の「心」/音に注目する/国学者の「音義説」評価/音義説の再評価/平田篤胤の思想宇宙/現代の音響心理学に通じる発想/平田篤胤の本居春庭批判/鈴木重胤『ことばのちかみち』/大村光枝の言説/山口志道の音義説/「稲荷古伝」の十二の図像/林圀雄『皇国之言霊』/まず言霊を学べ/中村孝道と『言霊真澄鏡』/中村孝道の説く言霊/大石凝真素美の「真実の鏡」/第三章 富士谷御杖の言霊倒語説/形而上学的な解釈学/ひとえ心とひたぶる心/言語と詠歌/直言に言霊なし/倒語の二様/表裏境/「倒語」に気づく/宣長と御杖……『古事記』をどうよむか/『古事記』は倒語で言語化されているのか?/あやしみを導きとして言霊に思いいたる/理欲と神/和歌の口語訳/『詞葉新雅』にみえる研究の背景/原典としての『詞葉新雅』/第四章 和歌と言霊/詞の匂い・詞の裏/ことばの「我と彼」/「来」の両義性/「風は心にまかす」をどう読むか/読めない人の読みかた/影の詞と連歌/御杖とソシュールの共通性/顕在化した語の背景/言語学の応用力/理性の言語、感性の言語/「あゆひ」の分析/ことばの省略/はなしことばとかきことば、そして思考/音義説は妄想か?

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書誌情報

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デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-480-07350-1
タイトル
タイトルよみ
コトダマ ト ニホンゴ
著者・編者
今野真二 著
シリーズタイトル
著者標目
今野, 真二, 1958- コンノ, シンジ, 1958- ( 00835877 )典拠
出版年月日等
2020.11
出版年(W3CDTF)
2020