一般注記平戸藩儒。平戸藩士楠本忠次衛門(号養斎)の子として針尾島に生まれる。名は後覚、字は伯暁、号は端山・悔堂・静復、通称は覚蔵。妻は畏斎の妹燕。藩校維新館で佐々鵲巣・浅野鶉庵・葉山高行に学び、江戸に出て佐藤一斎・吉村秋陽・大橋訥庵に学ぶ。のち、月田蒙斎の影響で崎門の朱子学を奉ず。桜谿書院・江西書院・鳳鳴書院を建て、門人を育成する。その著は『端山先生遺書』(全8巻)に収められている。旧蔵書は楠本文庫として長崎県立長崎図書館・長崎歴史文化博物館に所蔵。子の海山もこの印を用いている。
楠本海山も使用
長崎県佐世保市針尾
押捺資料:近藤文庫『春秋左傳註疏』『周易兼義』<BA82807384>『朱子家禮筆記』『孟子注疏解經』『論語注疏解經』『南軒先生文集』 / 碩水文庫『明儒學案』<BA79944627>『新刊性理大全』<BA7509060X>『鐵凾心史』<BA68731679>『湯文正公集』<BA68777749>『菅山先生随筆』<BA80031439>『王陽明先生全集』<BA66637829> / 益田文庫『唐女郎魚玄機詩』<BB04040245> / 楠本正翼写『和靖先生文集』<BA89462611> / 東文研『近代名臣言行錄』(税所篤旧蔵)
蔵書印画像
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