本文へ移動
症例報告 晩期障害と...

症例報告 晩期障害として発症した乳癌術後放射線潰瘍の治療経験

記事を表すアイコン

症例報告 晩期障害として発症した乳癌術後放射線潰瘍の治療経験

国立国会図書館請求記号
Z19-254
国立国会図書館書誌ID
024831721
資料種別
記事
著者
飛澤 泰友ほか
出版者
新潟 : 新潟医学会
出版年
2013-03
資料形態
掲載誌名
新潟医学会雑誌 = Niigata medical journal 127(3)=1276:2013.3
掲載ページ
p.141-152
詳細を見る

全国の図書館の所蔵

国立国会図書館以外の全国の図書館の所蔵状況を表示します。

所蔵のある図書館から取寄せることが可能かなど、資料の利用方法は、ご自身が利用されるお近くの図書館へご相談ください

その他

  • CiNii Research

    検索サービス
    デジタル
    連携先のサイトで、CiNii Researchが連携している機関・データベースの所蔵状況を確認できます。

書誌情報

この資料の詳細や典拠(同じ主題の資料を指すキーワード、著者名)等を確認できます。

資料種別
記事
著者・編者
飛澤 泰友
佐藤 孝道
笹原 資太郎 他
並列タイトル等
Closure of Postmastectomy Radiation Ulcer : A Report of 3 Cases
タイトル(掲載誌)
新潟医学会雑誌 = Niigata medical journal
巻号年月日等(掲載誌)
127(3)=1276:2013.3
掲載巻
127
掲載号
3
掲載通号
1276
掲載ページ
141-152
掲載年月日(W3CDTF)
2013-03
ISSN(掲載誌)
0029-0440
ISSN-L(掲載誌)
0029-0440
出版事項(掲載誌)
新潟 : 新潟医学会
出版地(国名コード)
JP
本文の言語コード
jpn
NDLC
対象利用者
一般
所蔵機関
国立国会図書館
請求記号
Z19-254
連携機関・データベース
国立国会図書館 : 国立国会図書館雑誌記事索引
書誌ID(NDLBibID)
024831721
整理区分コード
632

デジタル

要約等
【目的】乳癌の術後照射による放射線潰瘍は骨髄炎等を合併していることが多いため, 保存的治療による回復は極めて困難となる. 外科的治療を選択した場合は, 適切なデブリードマンと血行の豊富な自己組織による被覆が原則となる. 晩期障害として発症した乳癌術後放射線潰瘍の治療を経験したので報告する. 【対象】放射線照射後20年以上を経過して発症し, 2006年10月以降に治療を施行した3例である. 【結果】年齢は平均65.3歳, 照射後発症までの年数は平均28.7年, 再建術後経過観察期間は平均4年6ヵ月であった. 再建に用いた組織は同側の広背筋皮弁が2例, 反対側の大胸筋皮弁が1例であった. 【考察】放射線照射による晩期障害は難治性の潰瘍となりやすく, 照射後数十年経過して発症することも稀ではない. 局所は創傷治癒機序が正常に働かないため, 容易に感染を併発し深部に進行する. 自験例は全例とも過去にHalsted法を施行されており, 発症の要因としては胸筋の合併切除による胸壁の菲薄化, 当時の照射方法や照射器具などが現在とは異なる状況であったと推測されることが挙げられる. 診断に際しては, 二次発癌の報告もあることから悪性腫瘍を念頭におくべきであり, 疑われれば生検も考慮すべきである. デブリードマンの範囲の決定にはしばしば難渋するが, 術前の画像診断は必須である. 術中の肉眼所見も重要であり, 皮膚は潰瘍部のみではなく色素沈着や脱失, 毛細血管拡張部も含めその外側で, 胸骨や肋骨は断端が肉眼的に正常と判断できるまで切除することが肝要である. 再建方法に関しては, 血行の豊富な有茎弁が第1選択となる. 欠損の大きさや各種栄養血管の状態を踏まえたうえで, 使用する組織を適宜選択することが重要である. 胸壁の全層欠損では, 硬性胸壁再建の要否が問題となる. 自験例では全例硬性胸壁再建を施行していないが, 術後に持続する胸郭動揺を呈した症例はない. 術中所見として, 放射線照射によると思われる壁側胸膜の肥厚や周囲組織の線維化を認めており, それらの硬化した組織により胸郭の支持性が保持されたと推測する. 【結論】晩期障害である乳癌術後放射線潰瘍は, 適切な治療により患者のQOLが高まることは明らかである. 保存的治療の限界や, 悪性腫瘍の可能性を認識しながら診断・治療にあたることが重要と考える.
連携機関・データベース
国立情報学研究所 : CiNii Research
提供元機関・データベース
学術機関リポジトリデータベース
雑誌記事索引データベース
CiNii Articles
書誌ID(NDLBibID)
024831721
NII論文ID
120006752429