Kalpitopama in the Saptakumarikavadana
デジタルデータあり(科学技術振興機構)
すぐに読む
J-STAGE
全国の図書館の所蔵
国立国会図書館以外の全国の図書館の所蔵状況を表示します。
所蔵のある図書館から取寄せることが可能かなど、資料の利用方法は、ご自身が利用されるお近くの図書館へご相談ください
その他
J-STAGE
デジタルCiNii Research
検索サービスデジタル連携先のサイトで、CiNii Researchが連携している機関・データベースの所蔵状況を確認できます。
書誌情報
この資料の詳細や典拠(同じ主題の資料を指すキーワード、著者名)等を確認できます。
- 資料種別
- 記事
- 著者・編者
- YAMASAKI Kazuho
- 著者標目
- タイトル(掲載誌)
- 印度學佛教學研究
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 71(3)=160:2023.3
- 掲載巻
- 71
- 掲載号
- 3
- 掲載通号
- 160
- 掲載ページ
- 992-997
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 2023-03
- ISSN(掲載誌)
- 0019-4344
- ISSN-L(掲載誌)
- 0019-4344
- 出版事項(掲載誌)
- [東京] : 日本印度学仏教学会
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- eng
- NDLC
- 対象利用者
- 一般
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 請求記号
- Z9-55
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館雑誌記事索引
- 書誌ID(NDLBibID)
- 032803545
- 整理区分コード
- 632
- 要約等
- <p> 仏教詩人ゴーパダッタ(5-8世紀頃)の<i>Saptakumārikāvadāna</i>(SKA)は仏教説話集成<i>Jātakamālā</i>の一部をなしていたと推定される美文詩作品である.本論文は,ゴーパダッタが用いる直喩(upamā)の例に注目し,同作品がサンスクリット詩文学の歴史の流れの中にどのように位置づけられるかという問題を検討するものである.</p><p> インドの諸詩論家は,直喩の構成に関する様々な規則を定めており,1つの限定句が喩えるものと喩えられるもののいずれか一方だけを限定する直喩を用いることを禁じる.彼等によれば,喩えるものと喩えられるものを限定する2つの意味を1つの限定句に与えるか,同一属性を表す2つの限定句で喩えるものと喩えられるものを1つずつ限定する形で直喩を組み立てなければならないという.前者は〈掛詞による直喩〉(śleṣopamā)と呼ばれ,後者は〈空想される直喩〉(kalpitopamā)と呼ばれる.</p><p> SKAには直喩の用例が8例見られる.これらの用例を検討すると,7例が〈掛詞による直喩〉にも〈空想される直喩〉にも分類されないことが判明する.この事実だけに注目すれば,SKAは詩論家が求める水準を満たしていない作品であると解釈できる.しかし,ゴーパダッタの<i>Jātakamālā</i>の詩節が土着辞典の註釈書に引用されている事実は同作品が知識人の間で広く読まれていたことを示唆する.また,仏教美文詩には文体表現よりも語りを重視する傾向が一般的に認められる.以上を踏まえると,SKAは詩論上の諸規則を厳密に守ることを前提とせず,物語材源とされた仏教説話の筋を忠実に再現して提示することを主たる目的として書かれた作品であるとも解釈できる.</p>
- DOI
- 10.4259/ibk.71.3_992
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 連携機関・データベース
- 科学技術振興機構 : J-STAGE
- 要約等
- <p> 仏教詩人ゴーパダッタ(5-8世紀頃)の<i>Saptakumārikāvadāna</i>(SKA)は仏教説話集成<i>Jātakamālā</i>の一部をなしていたと推定される美文詩作品である.本論文は,ゴーパダッタが用いる直喩(upamā)の例に注目し,同作品がサンスクリット詩文学の歴史の流れの中にどのように位置づけられるかという問題を検討するものである.</p><p> インドの諸詩論家は,直喩の構成に関する様々な規則を定めており,1つの限定句が喩えるものと喩えられるもののいずれか一方だけを限定する直喩を用いることを禁じる.彼等によれば,喩えるものと喩えられるものを限定する2つの意味を1つの限定句に与えるか,同一属性を表す2つの限定句で喩えるものと喩えられるものを1つずつ限定する形で直喩を組み立てなければならないという.前者は〈掛詞による直喩〉(śleṣopamā)と呼ばれ,後者は〈空想される直喩〉(kalpitopamā)と呼ばれる.</p><p> SKAには直喩の用例が8例見られる.これらの用例を検討すると,7例が〈掛詞による直喩〉にも〈空想される直喩〉にも分類されないことが判明する.この事実だけに注目すれば,SKAは詩論家が求める水準を満たしていない作品であると解釈できる.しかし,ゴーパダッタの<i>Jātakamālā</i>の詩節が土着辞典の註釈書に引用されている事実は同作品が知識人の間で広く読まれていたことを示唆する.また,仏教美文詩には文体表現よりも語りを重視する傾向が一般的に認められる.以上を踏まえると,SKAは詩論上の諸規則を厳密に守ることを前提とせず,物語材源とされた仏教説話の筋を忠実に再現して提示することを主たる目的として書かれた作品であるとも解釈できる.</p>
- DOI
- 10.4259/ibk.71.3_992
- 関連情報(URI)
- 参照
- The Buddhist contribution to the Indian belles lettres
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center雑誌記事索引データベースCrossref
- 書誌ID(NDLBibID)
- 032803545