ウィリアム・ペティと経済科学の曙(3) (朱炎教授・立花亨教授 退職記念号)
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書誌情報
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- 資料種別
- 記事
- 著者・編者
- 大倉 正雄
- シリーズタイトル
- 著者標目
- タイトル(掲載誌)
- 政治・経済・法律研究 = Politics, economics and law / 拓殖大学政治経済研究所編集委員会 編
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 25(2):2023.3
- 掲載巻
- 25
- 掲載号
- 2
- 掲載ページ
- 35-87
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 2023-03
- ISSN(掲載誌)
- 1344-6630
- ISSN-L(掲載誌)
- 1344-6630
- 出版事項(掲載誌)
- 東京 : 拓殖大学政治経済研究所
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- jpn
- NDLC
- 対象利用者
- 一般
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 請求記号
- Z71-C219
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館雑誌記事索引
- 書誌ID(NDLBibID)
- 032809883
- 整理区分コード
- 632
- 要約等
- ウィリアム・ペティ(Sir William Petty, 1623-87)は『政治算術』(Political Arithmetick)において,「政治算術」(=経済分析方法)にもとづき,オランダ・フランス・イギリスにおける国力・経済力の比較分析をおこなった。その結果,国力・経済力の究極的原因は交易(海外貿易)であることを発見した。彼はベーコン主義者として,帰納法哲学の影響を受けながらこの比較分析をおこなった。ベーコンの哲学は,博愛主義の精神にもとづき,自然を人類の利益となるように操作して改善することを目的とする「活動的科学」であった。ペティはこの哲学に倣いながら,比較分析によって得た知識にもとづいて,「平和と豊富」を実現することを目的とする,国力・経済力の強化策を提案した。海外貿易の拡大を通じて雇用量を増加させながら,国力・経済力の発達を促進するという提案である。他方で,彼は自然法思想の影響を受けながら,互恵的で開放的な海外貿易が,国際社会における自然的秩序に則して展開されうる,という構想を抱いた。そのために国力・経済力の強化策によって,イギリスが強国となって商業的至上権を掌握することは望まなかった。その場合には,諸国家間における国力・経済力の均衡状態は攪乱され,自然的秩序は乱れて対立が生じるからである。その結果,自由で開放的な海外貿易の展開は妨げられるからである。彼の構想には,海外貿易と平和とは本来共存する性質のものであるという考えが,根底にあった。要するにペティは,政治算術という経済分析方法を考案し,それを実践することを通じて経済科学の創生を試みていたのである。
- DOI
- 10.24515/0000000694
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
- 提供元機関・データベース
- 拓殖大学 : 拓殖大学 機関リポジトリ
- 要約等
- ウィリアム・ペティ(Sir William Petty, 1623-87)は『政治算術』(Political Arithmetick)において,「政治算術」(=経済分析方法)にもとづき,オランダ・フランス・イギリスにおける国力・経済力の比較分析をおこなった。その結果,国力・経済力の究極的原因は交易(海外貿易)であることを発見した。彼はベーコン主義者として,帰納法哲学の影響を受けながらこの比較分析をおこなった。ベーコンの哲学は,博愛主義の精神にもとづき,自然を人類の利益となるように操作して改善することを目的とする「活動的科学」であった。ペティはこの哲学に倣いながら,比較分析によって得た知識にもとづいて,「平和と豊富」を実現することを目的とする,国力・経済力の強化策を提案した。海外貿易の拡大を通じて雇用量を増加させながら,国力・経済力の発達を促進するという提案である。他方で,彼は自然法思想の影響を受けながら,互恵的で開放的な海外貿易が,国際社会における自然的秩序に則して展開されうる,という構想を抱いた。そのために国力・経済力の強化策によって,イギリスが強国となって商業的至上権を掌握することは望まなかった。その場合には,諸国家間における国力・経済力の均衡状態は攪乱され,自然的秩序は乱れて対立が生じるからである。その結果,自由で開放的な海外貿易の展開は妨げられるからである。彼の構想には,海外貿易と平和とは本来共存する性質のものであるという考えが,根底にあった。要するにペティは,政治算術という経済分析方法を考案し,それを実践することを通じて経済科学の創生を試みていたのである。
- DOI
- 10.24515/0000000694
- 関連情報(URI)
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center学術機関リポジトリデータベース雑誌記事索引データベース
- 書誌ID(NDLBibID)
- 032809883