慢性甲状腺炎,Graves病の臨床病理学的研究--その組織分類と機能との関連
デジタルデータあり(科学技術振興機構)
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書誌情報
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- 資料種別
- 記事
- 著者・編者
- 水上 勇治松原 藤継
- タイトル(掲載誌)
- 日本内科学会雑誌 = Journal of the Japanese Society of Internal Medicine
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 69(3) 1980.03
- 掲載巻
- 69
- 掲載号
- 3
- 掲載ページ
- p321~329
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 1980-03
- ISSN(掲載誌)
- 0021-5384
- ISSN-L(掲載誌)
- 0021-5384
- 出版事項(掲載誌)
- 東京 : 日本内科学会
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- jpn
- NDLC
- 対象利用者
- 一般
- 記事種別、記事分類
- 記事分類: 医学--内科学--内分泌系
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 請求記号
- Z19-222
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館雑誌記事索引
- 書誌ID(NDLBibID)
- 2212349
- 整理区分コード
- 632
- 要約等
- 慢性甲状腺炎の組織学的分類としてWoolnerによる分類が繁用されているが,これら各組織型とTRHテストを含む詳細な甲状腺機能との相関については,十分な検討が行なわれていない.そこで組織学的に慢性甲状腺炎, Graves病と診断された393例の生検材料より,新たな組織分類を作製し, TRHテストを含む甲状腺機能と各組織型間の関連について検討した.なおこれらの中には慢性甲状腺炎の初期像と見られる小児例も多数含まれ,興味ある結果が得られた. A型は若年者から高令者にわたつて見られ,その大部分は機能低下傾向を示す.特に境界域から顕性の機能低下例が多く,加令と共に間質のfibrosisが進行する. B型は,その多彩な組織所見に対応して,機能亢進,正常,低下例が混在する.これらB型例における機能状態は,ほぼ構成上皮-特にhyperplastic follicleとoxyphilic-microfollicleの割合により大きく影響をうける. hyperplastic follicleは機能低下傾向と共に著減し,又加令と共に漸減する.一方oxyphilic-microfollicleは機能低下傾向と共に漸増する. C型は従来より機能は正常に保たれるとされてきたが,今回の検討では,全体の約10%にTRHに過剰に反応する潜在性機低下例が見られ,これらはC<sub>I</sub>→C<sub>III</sub>と細胞浸潤域の増大に伴つて増加する. D型は一様に増殖性変化を示すGraves病様病変であり,全例機能亢進を示す.しかし長期間の抗甲状腺剤投与により,しばしば組織像の変化を招き,組織学的にB型機能亢進例との鑑別が困難である.
- DOI
- 10.2169/naika.69.321
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 連携機関・データベース
- 科学技術振興機構 : J-STAGE
- 要約等
- 慢性甲状腺炎の組織学的分類としてWoolnerによる分類が繁用されているが,これら各組織型とTRHテストを含む詳細な甲状腺機能との相関については,十分な検討が行なわれていない.そこで組織学的に慢性甲状腺炎, Graves病と診断された393例の生検材料より,新たな組織分類を作製し, TRHテストを含む甲状腺機能と各組織型間の関連について検討した.なおこれらの中には慢性甲状腺炎の初期像と見られる小児例も多数含まれ,興味ある結果が得られた. A型は若年者から高令者にわたつて見られ,その大部分は機能低下傾向を示す.特に境界域から顕性の機能低下例が多く,加令と共に間質のfibrosisが進行する. B型は,その多彩な組織所見に対応して,機能亢進,正常,低下例が混在する.これらB型例における機能状態は,ほぼ構成上皮-特にhyperplastic follicleとoxyphilic-microfollicleの割合により大きく影響をうける. hyperplastic follicleは機能低下傾向と共に著減し,又加令と共に漸減する.一方oxyphilic-microfollicleは機能低下傾向と共に漸増する. C型は従来より機能は正常に保たれるとされてきたが,今回の検討では,全体の約10%にTRHに過剰に反応する潜在性機低下例が見られ,これらはC<sub>I</sub>→C<sub>III</sub>と細胞浸潤域の増大に伴つて増加する. D型は一様に増殖性変化を示すGraves病様病変であり,全例機能亢進を示す.しかし長期間の抗甲状腺剤投与により,しばしば組織像の変化を招き,組織学的にB型機能亢進例との鑑別が困難である.
- DOI
- 10.2169/naika.69.321
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 関連情報(URI)
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center学術機関リポジトリデータベース雑誌記事索引データベースCrossrefPubMedCiNii Articles
- 書誌ID(NDLBibID)
- 2212349
- NII論文ID
- 130000890803