抗高脂血症薬フェノフィブラートの抗動脈硬化作用-1-コレステロール負荷ウサギにおける血清脂質低下作用を介さない抗動脈硬化作用
デジタルデータあり(科学技術振興機構)
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書誌情報
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- 資料種別
- 記事
- 著者・編者
- 斉藤 清 他
- 著者標目
- タイトル(掲載誌)
- 日本薬理学雑誌 = Folia pharmacologica Japonica : くすりとからだ : ファーマコロジカ
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 106(1) 1995.07
- 掲載巻
- 106
- 掲載号
- 1
- 掲載ページ
- p41~50
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 1995-07
- ISSN(掲載誌)
- 0015-5691
- ISSN-L(掲載誌)
- 0015-5691
- 出版事項(掲載誌)
- 東京 : 日本薬理学会
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- jpn
- NDLC
- 対象利用者
- 一般
- 記事種別、記事分類
- 記事分類: 薬学
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 請求記号
- Z19-247
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館雑誌記事索引
- 書誌ID(NDLBibID)
- 3633232
- 整理区分コード
- 632
- 要約等
- Anti-atheromatous effects of fenofibrate were studied in cholesterol-fed rabbits. Rabbits in the control group (HCD) and fenofibrate group (F-HCD) were fed the 0.5% cholesterol diet and the 0.5% cholesterol plus 0.11 % fenofibrate diet (corresponding to ca. 30 mg/kg/day), respectively, for 2, 4 or 10 weeks. Fenofibrate did not change serum levels of total cholesterol, HDL-choelsterol and triglyceride during the feeding period. The percentage of plaque area (PPA) formation in the thoracic aorta was time-dependently increased. PPA values were reduced in the rabbits treated with fenofibrate for 2 and 4 weeks, but not in those treated for 10 weeks. Fenofibrate had no effect on the plaque thickness. The percentage of circulating free platelets in the HCD group was reduced at the 4th week of feeding, but that in the F-HCD group was not. The anti-platelet effect of fenofibrate might cause the anti-atheromatous effect. Fenofibric acid, an active metabolite of fenofibrate, had no inhibitory effect on LDL peroxidation in vitro. From these results, we conclude that fenofibrate manifests an anti-atheromatous effect independent of the hypolipidemic effect in cholesterol-fed rabbits and that it may inhibit an early event in the atherogenesis.コレステロール負荷ウサギにおけるフェノフィブラ―トの抗動脈硬化作用を検討した.対照動物には0.5%コレステロール含有食(HCD)を,フェノフィブラート投与動物には0.5%コレステロールおよび0.11%フェノフィブラート(約30mg/kg/dayに相当)含有食を2,4および10週間与えた.フェノフィブラートは血清総コレステロール,高密度リポタンパク(HDL)コレステロールおよびトリグリセライド濃度に影響しなかった.対照群の胸部大動脈の粥状硬化面積%(PPA)は負荷期間とともに高まり,フェノフィブラートは負荷2週および4週においては著明にPPA値を低下させたが,この作用は負荷10週ではみられなかった.また,いずれの時期においてもフェノフィブラートは脂質沈着部位の厚みおよび病理組織像に影響しなかった.フェノフィブラートはHCD負荷による非凝集血小板%の低下を抑制し,フェノフィブラートの抗動脈硬化作用の一部は抗血小板作用に起因する可能性が考えられた.フェノフィブラートの活性代謝物,フェノフィブリン酸はin vitroでの低密度リポタンパクの過酸化を抑制しなかった.以上のように,コレステロール負荷ウサギにおいてフェノフィブラートは血清脂質低下作用に起因しない抗動脈硬化作用を有することが認められた.またこの作用は動脈硬化進展の初期段階の抑制により発現したと考えられた.
- DOI
- 10.1254/fpj.106.41
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 連携機関・データベース
- 科学技術振興機構 : J-STAGE
- 要約等
- コレステロール負荷ウサギにおけるフェノフィブラ―トの抗動脈硬化作用を検討した.対照動物には0.5%コレステロール含有食(HCD)を,フェノフィブラート投与動物には0.5%コレステロールおよび0.11%フェノフィブラート(約30mg/kg/dayに相当)含有食を2,4および10週間与えた.フェノフィブラートは血清総コレステロール,高密度リポタンパク(HDL)コレステロールおよびトリグリセライド濃度に影響しなかった.対照群の胸部大動脈の粥状硬化面積%(PPA)は負荷期間とともに高まり,フェノフィブラートは負荷2週および4週においては著明にPPA値を低下させたが,この作用は負荷10週ではみられなかった.また,いずれの時期においてもフェノフィブラートは脂質沈着部位の厚みおよび病理組織像に影響しなかった.フェノフィブラートはHCD負荷による非凝集血小板%の低下を抑制し,フェノフィブラートの抗動脈硬化作用の一部は抗血小板作用に起因する可能性が考えられた.フェノフィブラートの活性代謝物,フェノフィブリン酸はin vitroでの低密度リポタンパクの過酸化を抑制しなかった.以上のように,コレステロール負荷ウサギにおいてフェノフィブラートは血清脂質低下作用に起因しない抗動脈硬化作用を有することが認められた.またこの作用は動脈硬化進展の初期段階の抑制により発現したと考えられた.
- DOI
- 10.1254/fpj.106.41
- 関連情報(URI)
- 参照
- Hyperlipidemic Rabbit Models for Anti-Atherosclerotic Drug DevelopmentCombined Effects of Probucol and Bezafibrate on Lipoprotein Metabolism and Liver Cholesteryl Ester Transfer Protein mRNA in Cholesterol-Fed Rabbits
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center雑誌記事索引データベースCrossrefPubMedCiNii ArticlesCiNii ArticlesCrossrefCrossref
- 書誌ID(NDLBibID)
- 3633232
- NII論文ID
- 1000606072130034987315