コバルトによる家兎およびラットの肝遊離細胞における脂肪酸の代謝に及ぼす影響について〔英文〕
デジタルデータあり(科学技術振興機構)
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書誌情報
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- 資料種別
- 記事
- 著者・編者
- 森田 博行久野 由基一
- タイトル(掲載誌)
- 日本衛生学雑誌 = Japanese journal of hygiene
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 34(3) 1979.08
- 掲載巻
- 34
- 掲載号
- 3
- 掲載ページ
- p496~506
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 1979-08
- ISSN(掲載誌)
- 0021-5082
- ISSN-L(掲載誌)
- 0021-5082
- 出版事項(掲載誌)
- 東京 : 日本衛生学会
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- jpn
- NDLC
- 対象利用者
- 一般
- 記事種別、記事分類
- 記事分類: 医学--衛生学・公衆衛生--食品衛生・栄養学 ; 医学--生化学
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 請求記号
- Z19-194
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館雑誌記事索引
- 書誌ID(NDLBibID)
- 2093486
- 整理区分コード
- 632
- 要約等
- Effects of starvation and cobalt injection on lipid metabolism were studied in isolated liver cells from three groups of animals; normally fed, starved and starved plus cobalt-treated rats and rabbits.<br>The nutritional state of the rat has a profound influence on the total conversion of palmitate to fatty acid esters and ketone bodies. Starvation of rats markedly decreased the esterification of palmitate into triglycerides and significantly increased oxidation into ketone bodies. Starvation of rabbits, scarcely affected the esterification and oxidation of added palmitate.<br>Enhanced esterification of labelled palmitate into triglyceride was shown by isolated liver cells from cobalt-treated rabbits, whereas liver cells from cobalt-treated rats were characterized by increased conversion of added palmitate to phospholipids and by decreased ketogenesis. A marked elevation in blood ketone bodies concentration in starved rabbits and its suppresion by cobalt treatment coincides with the alteration of ketone body formation in liver cells from rats, in which ketogenesis was increased by starvation and suppressed by cobalt treatment.<br>Cobalt added to the incubation medium did not affect the esterification and oxidation of palmitate in the isolated liver cells from three groups of animals.<br>Secretion of triglyceride from the isolated liver cells was completely suppressed when cobalt was added to the incubation medium, whereas secretion of acetoacetate from the cells was unaffected by the added cobalt.<br>These results indicate that cobalt added to the incubation medium affects neither the lipid metabolism in isolated liver cells nor the secretion of acetoacetate from the cells, but that it completely inhibits the secretion of triglyceride.正常食, 3日間空腹, 3日間空腹+塩化コバルト注射の3群の家兎とラットの肝遊離細胞について, 空腹状態, あるいはコバルト注射が遊離脂肪酸の代謝にどのように影響するかを観察した。<br>空腹ラットの肝細胞では, 標識パルミチン酸のエステル化は正常食ラットに比べて著しく減少したが, ケトン体への酸化の転換総量は増加した。このエステル化の減少はトリグリセライド (TG) と燐脂質の生成の減少によるが, とりわけTGの生成の減少が大きく影響していた。しかしケトン体の生成は空腹によって亢進した。他方, 家兎の肝細胞では脂肪酸のエステル化と酸化は空腹によって殆んど影響されなかった。<br>コバルト注射家兎の肝細胞では標識したパルミチン酸のTGへのエステル化が空腹家兎に比べて亢進した。しかし, コバルト注射ラットの肝細胞ではTGへのエステル化は空腹ラットと差がなかったが, 燐脂質の生成は, 促進し, ケトン体生成は有意に減少した。<br>空腹の家兎では血中のケトン体は顕著に増加したが, コバルト注射によってその増加は抑制された。この家兎の血中のケトン体の変動は, 空腹ラットの肝細胞におけるケトン体生成の増加とコバルト注射によるその増加の抑制というラットの肝細胞の挙動にむしろ近かった。<br>3群の動物の遊離肝細胞を浮遊した培養液にコバルトを加えたところ標識したパルミチン酸のエステル化と酸化の度合には, 添加しないものに比べて, なんらの差がみられなかった。<br>培養液にコバルトを添加すると3群の遊離肝細胞からのTGの放出が抑制されたが, アセト酢酸の放出は阻害されなかった。即ち, 培養液にコバルトを添加しても遊離肝細胞のTGの生成とアセト酢酸の放出には影響しなかったがTGの放出は完全に阻害された。
- DOI
- 10.1265/jjh.34.496
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 連携機関・データベース
- 科学技術振興機構 : J-STAGE
- 要約等
- 正常食, 3日間空腹, 3日間空腹+塩化コバルト注射の3群の家兎とラットの肝遊離細胞について, 空腹状態, あるいはコバルト注射が遊離脂肪酸の代謝にどのように影響するかを観察した。<br>空腹ラットの肝細胞では, 標識パルミチン酸のエステル化は正常食ラットに比べて著しく減少したが, ケトン体への酸化の転換総量は増加した。このエステル化の減少はトリグリセライド (TG) と燐脂質の生成の減少によるが, とりわけTGの生成の減少が大きく影響していた。しかしケトン体の生成は空腹によって亢進した。他方, 家兎の肝細胞では脂肪酸のエステル化と酸化は空腹によって殆んど影響されなかった。<br>コバルト注射家兎の肝細胞では標識したパルミチン酸のTGへのエステル化が空腹家兎に比べて亢進した。しかし, コバルト注射ラットの肝細胞ではTGへのエステル化は空腹ラットと差がなかったが, 燐脂質の生成は, 促進し, ケトン体生成は有意に減少した。<br>空腹の家兎では血中のケトン体は顕著に増加したが, コバルト注射によってその増加は抑制された。この家兎の血中のケトン体の変動は, 空腹ラットの肝細胞におけるケトン体生成の増加とコバルト注射によるその増加の抑制というラットの肝細胞の挙動にむしろ近かった。<br>3群の動物の遊離肝細胞を浮遊した培養液にコバルトを加えたところ標識したパルミチン酸のエステル化と酸化の度合には, 添加しないものに比べて, なんらの差がみられなかった。<br>培養液にコバルトを添加すると3群の遊離肝細胞からのTGの放出が抑制されたが, アセト酢酸の放出は阻害されなかった。即ち, 培養液にコバルトを添加しても遊離肝細胞のTGの生成とアセト酢酸の放出には影響しなかったがTGの放出は完全に阻害された。
- DOI
- 10.1265/jjh.34.496
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 関連情報(URI)
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center雑誌記事索引データベースCrossrefCiNii Articles
- 書誌ID(NDLBibID)
- 2093486
- NII論文ID
- 130001000770