O2-C8-1 常同行為(指しゃぶり)スキントラブル軽減のための感覚入力を取り入れた関わり
デジタルデータあり(科学技術振興機構)
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書誌情報
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- 資料種別
- 記事
- 出版年月日等
- 2023
- 出版年(W3CDTF)
- 2023
- タイトル(掲載誌)
- 日重障誌
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 48 2
- 掲載巻
- 48
- 掲載号
- 2
- 掲載ページ
- 295-295
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 2023
- ISSN(掲載誌)
- 13431439
- 出版事項(掲載誌)
- Japanese Society on Severe Motor and Intellectual Disabilities
- 本文の言語コード
- ja
- 対象利用者
- 一般
- DOI
- 10.24635/jsmid.48.2_295_2
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center
- 要約等
- はじめに 指しゃぶりが日常的に長年続いていたA氏は手指びらん等のスキントラブルを繰り返していた。重症心身障害児(者)におけるこうした常同行為に対して青年期以降においても作業療法や生活支援によって発達を促す事ができる可能性や、感覚入力に焦点を当てたアプローチの有効性が示唆されている(小川ら、2008)。A氏に対し、発達段階に応じた感覚入力を実施することで常同行為の減少とスキントラブルの改善につながるのではないかと考え取り組んだので報告する。 方法 症例はA氏50代男性。脳性麻痺および最重度知的障害(大島分類1)。 期間:2021年1月1日~2022年10月31日。 方法:次の各期に分けて介入を行った。 I期:介入前。 II期-(1):畳+吊るし玩具(視覚)。 II期-(2):ハンモック(深部感覚)+吊るし玩具。 III期-(1):畳+BGM(聴覚)。III期-(2):畳+手で触れる玩具(触覚)。 評価:各期の常同行為の回数と皮膚の状態を比較した。その他に興奮や啼泣の度合いを比較し、遠城寺式発達検査表を用いた評価を行った。 結果 I期に常同行為は41回/日、真皮までの皮膚損傷が2指にあった。II期-(1)では常同行為27回/日、2指に一部びらん・発赤。II期-(2)は常同行為24回/日、3指にびらん・発赤。III期-(1)は常同行為40回/日、2指にびらん。III期-(2)では常同行為23回/日で皮膚損傷は軽快し上皮化した。傾向としてIII期で興奮や啼泣が少なかった。手の運動の発達段階はI期の2か月相当からIII期に3か月相当となった。 考察 A氏はいらいら時に常同行為が増える傾向がみられた。生育歴をふまえ落ち着いてすごせる環境調整のため畳上で過ごす時間を設定し、また発達段階にあった玩具を選び提供した。これにより指しゃぶりの常同行為の減少とスキントラブルの改善が得られた。それぞれの要因に対して適切な支援方法を検討し感覚入力を含めたアプローチを行ったことで、A氏の精神面および身体面のQOL向上につながったと考える。
- DOI
- 10.24635/jsmid.48.2_295_2
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 連携機関・データベース
- 科学技術振興機構 : J-STAGE