Triple Whammyリスク因子のNSAIDsがアセトアミノフェンであった場合の腎機能への影響に関する検討
デジタルデータあり(科学技術振興機構)
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書誌情報
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- 資料種別
- 記事
- 出版年月日等
- 2025
- 出版年(W3CDTF)
- 2025
- タイトル(掲載誌)
- 日本臨床薬理学会学術総会抄録集
- 巻号年月日等(掲載誌)
- 46 0
- 掲載巻
- 46
- 掲載号
- 0
- 掲載ページ
- 244-
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 2025
- 出版事項(掲載誌)
- The Japanese Society of Clinical Pharmacology and Therapeutics
- 本文の言語コード
- ja
- 対象利用者
- 一般
- イベントの日付、場所
- 第46回日本臨床薬理学会学術総会
- DOI
- 10.50993/jsptsuppl.46.0_244
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center
- 要約等
- <p>【目的】 Triple Whammy(TW)とは、レニン・アンジオテンシン系阻害薬(renin-angiotensin-system inhibitor; RASI)、利尿薬、非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs; NSAIDs)の3剤を併用することを指し、急性腎障害(acute kidney injury; AKI)のリスク因子となる。一般的に、腎機能への影響を考慮してNSAIDsの代わりにアセトアミノフェンを使用することが想定されるが、TWにおいて、NSAIDsをアセトアミノフェンで代替した場合の腎機能への影響を調査した報告はない。そこで今回、2剤併用療法(RASI+利尿薬)にNSAIDsまたはアセトアミノフェンを加え3剤併用療法になった場合の腎機能への影響について診療録を用いて後方視的に調査した。 【方法】 調査対象は、2019年1月から2021年12月の間に東京女子医科大学病院に通院または入院し、RASI、利尿薬にNSAIDs(N群)またはアセトアミノフェン(A群)を加えた3剤併用および両剤(AN群)を加えた4剤併用を開始した患者721名とした。併用開始時点をDay0として、AKI発症を調査した。AKIは、KDIGO 診療ガイドラインによるAKI診断基準を用い、血清クレアチニン値で評価した。また、腎機能への影響として、GFR区分をDay0、2、7、14、30時点で評価した。なお、本研究は東京女子医科大学倫理委員会の承認を得て実施した。 【結果・考察】 原因にTWを疑うAKI発症はN群0/208例、A群8/390例(併用開始時GFR区分:G3a 1例、G3b 2例、G4 5例)、AN群2/123例(併用開始時GFR区分:G2 1例、G3a 1例)であった。GFR区分について、Day0を基準としDay2、7、14、30時点のいずれかで悪化した症例は、N群37.0%、A群24.6%、AN群32.2%であった。併用開始時のGFR区分がG1-2でNSAIDs、G3a以降でアセトアミノフェンが選択される傾向にあり、併用開始後のGFR区分の悪化は、G1-2でN群、G3a以降でA群に多い傾向であったため、AKI発症および腎機能への影響は、併用開始時の腎機能の影響が大きいと考えられた。 【結論】 GFR区分G1-2ではNSAIDsをアセトアミノフェンで代替することで腎機能への影響を抑えられる可能性が示唆されたが、G3a以降では期待できず、慎重なモニタリングが必要であると考えられた。</p>
- DOI
- 10.50993/jsptsuppl.46.0_244
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 連携機関・データベース
- 科学技術振興機構 : J-STAGE