一般注記type:Other
産後の復職は、就労女性の育児困難感の軽減によりもたらされると考え、「就労女性の育児困難感」に焦点を当て、概念分析を行った。本研究の目的は、「就労女性の育児困難感」の概念分析を行い定義することである。データベースは、医中誌Web、CiNi、Google Scolarを用い、検索用語を「就労女性」「育児困難感」とし、ハンドサーチによる2件とテキスト1件を含めた22文献を分析対象とし、Rodgersの概念分析の方法を参考に質的に分析した。結果、属性として【母親の育児が阻害された状態】【両立の環境調整が阻害された状態】【社会からの孤立感】、先行要件として【家庭環境の要因】【ソーシャルサポートの不十分さ】【両立に向けた母親の意識変容】、帰結として【養育の質の低下】【仕事の継続意欲の低下】のカテゴリが抽出された。母親の就労継続には職場環境を整えるだけでなく、本人が希望する配置や就労している母親どうしのネットワーク構築への支援が必要であることが示唆された。
カラー図版あり
identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1647
一次資料へのリンクURLhttp://reposit.sun.ac.jp/dspace/bitstream/10561/1647/1/H30%e3%82%b7%20takeguchi.pdf
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