一般注記type:Other
本研究の主たる目的は,異文化理解を視野に入れた「内容重視」の英語教育の実践が,英語学習者のやり取り・発表を含めたスピーキング力を主としたコミュニケーション能力の向上にもたらす効果について検証することであった。語彙の暗記や文法重視で行われている従来の中学高校英語教育をContent-based Instructionに転換することによって,学習者たちの英語学習に対する意識がどのように変容するかを追究した。本来であれば、その教育の実践が,主体的・対話的で深い学びの実現や,学習者の英語による発信力にどのような影響を与えるかを検証する計画であったが、新型コロナウイルス感染症の拡大により,国内外のフィールドワークを当初の計画通りに進めることが困難となり,継続的な研究活動とせざるを得なくなった。2020年度より小学校で英語が教科化されることも踏まえ,新学習指導要領に準拠しながら,小学校における異文化理解の要素を取り入れた内容を重視した指導法が,学習者が英語を言葉として知るだけではなく,異文化に興味を持つことや,目的や場面,状況に応じて,適切,かつ効果的に使えるコミュニケーション能力を身に付けることにつながるかどうかについて,国際学術大会で口頭発表し,著書として全国出版した。
identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1779
一次資料へのリンクURLhttp://reposit.sun.ac.jp/dspace/bitstream/10561/1779/1/R2%e4%bd%907_yamasaki.pdf
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