一般注記type:Other
食事の「クオリティ」の低下は、メンタルヘルス障害を予測する新たな指標となるかどうかを明らかにすることを目的とした。本研究は、質問紙、フラッシュグルコースモニタリングや加速度計を用いた横断研究であり、測定項目は、身体組成・メンタルヘルス機能・身体活動量・栄養摂取量とした。CESDの得点と体脂肪率は正の相関傾向(r = 0.603, p = 0.06)を示し、間食エネルギー摂取量との有意な関係は認められなかった(r = 0.409, p = 0.240)。本研究ではCESDの得点と体脂肪率には有意な正の相関傾向を示したが、間食のエネルギーとは有意な関係は認められなかった。“質の低い食事”は肥満との関係が示されていることから (Drenowatz et al. Sci Rep 2014)、体脂肪率が高いことは、間食のエネルギーが多い可能性が考えられ、それが気分に影響していることが考えられる。対象者11名中2名は気分障害のカットオフ値を超えていたことが明らかとなった。今後は、対象者の数を増やし、気分障害のカットオフ値を超える対象者とそうでない対象者との糖代謝、身体活動量そして食行動の関係を検証することが課題とされる。
identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1939
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