並列タイトル等The effects of overnight fasting duration on glucose and lipid metabolism in a Sprague-Dawley rat model of nonalcoholic steatohepatitis with advanced fibrosis
一般注記type:Other
9週齢雄性Sprague-Dawley(SD)ラット32匹を、9週間普通食(MF飼料)を与えたControl群(11匹)、コレステロール1.25%、コール酸0.5%を含む高脂肪・高コレステロール(HFC)食を与えたHFC1.25%群(10匹)、コレステロール2.5%、コール酸2.0%を含む高脂肪・(HFC食を与えたHFC2.5%群(11匹)の3群に分け、18週齢時に約9時間から17時間まで絶食後、血液および肝臓を採取し、肝臓の病理組織学的所見、肝臓の脂質量、血清脂質濃度、炎症、線維化、脂質代謝、酸化ストレスに関与する肝臓のmRNA発現を比較検討した。その結果、中等度NASHモデルラット(HFC1.25%群)では、絶食は糖代謝や脂質代謝、肝臓の病理組織所見、肝臓における脂質代謝やコレステロール代謝・炎症・線維化・酸化ストレスに関連するmRNA遺伝子発現量に影響を及ぼさなかった。一方、健常ラット(Control群)では、睾丸周囲脂肪量やADRP、HO-1のmRNA遺伝子発現量において絶食時間と有意な負の相関が認められた。また、進行したNASHモデルラット(HFC2.5%群)では、血清インスリン値は絶食時間と有意な負の相関が、α-SMAのmRNA遺伝子発現量は絶食時間と有意な正の相関が認められた。これらのことより、9時間以上の絶食の影響は健常ラットとNASHラットで異なり、また、NASHの進行度によっても異なることが示唆された。
identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1986
一次資料へのリンクURLhttp://reposit.sun.ac.jp/dspace/bitstream/10561/1986/1/R4%e3%82%b7_omagari.pdf
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