一般注記type:Other
スポーツ選手の競技力の向上のためには日々のトレーニングに加え食事による身体作りや心理面でのサポートが重要である.スポーツ選手は栄養不良状態がパフォーマンスの低下に直結するため,エネルギー出納バランスを保つことは非常に重要である.そこで,高校長距離陸上選手の現在のエネルギー出納バランスと栄養摂取状況と骨密度,アンケートを実施し,食と身体に関するの支援を検討した.本研究の対象者では,痩身傾向にあった.骨強度に関しては長距離陸上選手の特徴として,物理的に踵骨に負荷がかかることから,強度が高い傾向が確認された.エネルギー摂取量の充足率は70~80%だった.そのうち炭水化物摂取量の充足率は男女ともに55%程度だった.カルシウム摂取量と鉄摂取量は女子が多く摂っていた.高校生陸上長距離選手においてRED-Sが慢性的に起こっていることが示唆され,エネルギー摂取量を増加させることが栄養指導上の課題として挙げられた.選手の特性を理解したうえで,引き続き,体調面を考慮しながら,食品の選択方法などを指導するべきと考えた.
identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1993
一次資料へのリンクURLhttp://reposit.sun.ac.jp/dspace/bitstream/10561/1993/1/R4%e3%82%b7_uemura.pdf
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