一般注記本研究では,車両熱を構成するタイヤ摩擦熱,車両底面輻射熱および車両誘発顕熱を室内および野外実験により定量的に評価し,定式化した。これを基に,車両熱フラックスの時間変化を考恵した瞬間モデルとともに,乾燥路面温度に及ぽす車両熱の影響を検討した。その結果、両モデルから計算された路面温度は最大で0.2℃の差が生じた.また,タイヤ通過部の路面温度は,非走行部のそれと比較して,早朝でO.3℃高く,昼間で3.4℃低くなった。これにより,交通量が多いときには車両熱は路面の熱収支にとって無視し難い因子に成り得ることが示された。
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