タイトル(掲載誌)福井大学 重点研究成果集2011 ー明日への挑戦ー
一般注記転写因子SF-1 はステロイド関連遺伝子の発現に重要であると共に性腺や副腎の発生・分化に必須の 転写因子であり、その機能解析はステロイド産生細胞への分化制御メカニズムの解明に極めて重要であ る。本研究では、SF-1 の標的遺伝子であるStAR 遺伝子において、我々が同定したSF-1 結合領域を介し てクロマチン構造変換を伴った新たな転写調節メカニズムを明らかにした。さらに私どもが生化学的な 手法により同定したSF-1 複合体構成タンパク質の1 つC/EBPβが、SF-1 と共にプロゲステロン産生に 関与する遺伝子近傍にリクルートされ協調的に転写調節に関与することが示された。本研究によりSF-1 によってひきおこされる新たなクロマチン構造変換を介した転写調節メカニズムが明らかとなった。
福井大学平成22年度重点研究「競争的配分経費(若手研究者支援)」
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