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書誌情報
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- 資料種別
- 文書・図像類
- 著者・編者
- 四方田, 雅史YOMODA, Masafumi
- 著者標目
- 寄与者
- 根本, 敏行加藤, 裕治藤田, 憲一海野, 敏夫峯, 郁郎Nemoto, ToshiyukiKATO, YujiFujita, KenichiUNNO, ToshioMINE, Ikuro
- 本文の言語コード
- jpn
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- 学長特別研究費数度の国境変更や現在のEU統合で揺らいできた国家の歴史や社会主義・ナチ支配といった負の歴史を反映し、旧東欧では文化遺産を取り巻く環境は特殊である。また、世界的にも産業遺産、負の遺産、旧市街、現代建築など文化遺産の範囲も広がっており、多様な文化遺産をどう保全・利活用するか、課題である。そのような課題を、ポーランド(人によってはドイツ・チェコ)を対象に、日本との比較も視野に入れ実地調査・研究を行う。平成27年7月 研究出張の準備、研究資料の購入開始平成27年8月~9月 ポーランド(ドイツ・チェコ)の研究出張、フィールドワーク平成27年12月 研究報告、研究報告書の打合せ平成28年2月 研究報告書の執筆・完成本研究では、ポーランド(ドイツ、チェコ)の産業遺産、負の遺産、旧市街など、範囲を広げつつある文化遺産についてその最先端の動向のフィールドワークを実施し、文化遺産・文化資源の保存・利活用、およびそれを用いた文化政策の動向について、文献も交え調査・研究を行った。この最終成果として、各メンバーの研究を平成28年2月に調査報告書としてまとめた。私(四方田)はポーランド・ドイツの産業建築保全に関して、産業遺産と建築遺産の間に起きるジレンマに関する論考を、加藤は文化社会学の観点、とりわけ「テーマ化」概念から文化遺産が経済的に利活用される動向を位置づけ、根本はザモシチ旧市街やテレジン等の街並み保全・観光地化の観点から調査をまとめた。さらに海野は建築の視点から古い建築をリノベーションし利活用する実態を示し、峯はポーランドで見られたデザインの優れた点を浮き彫りにし、藤田が全体を概括した。文化政策・デザイン両学科の多様な視点が相乗効果を発揮し、多様な視点からみた本学らしい論考集となり、日本の文化政策・デザイン両分野にもフィードバックし得る研究になったのではないか。まず、本研究の成果を既に紀要論文(根本)、研究報告書としてまとめてきたので、それをレポジトリ(データベース)化することにより、さらに広く社会に還元していく予定である。また、学部・研究科における授業・ゼミの教材・資料、各種審議会の資料、市役所職員研修などのための資料としても既に活用されており、今後も成果を社会に還元していく試みをより拡大させていきたい。最後に、これまでいただいた特別研究費に関する成果論文等もかなり蓄積されてきたため、各種出版助成なども念頭に入れつつ、商業出版の形でさらに多くの方々に読んでいただく方策も、将来の課題として検討していきたい。identifier:27-1
- 一次資料へのリンクURL
- https://suac.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1072&item_no=1&attribute_id=23&file_no=1
- オンライン閲覧公開範囲
- 限定公開