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書誌情報
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- 資料種別
- 図書
- 著者・編者
- 池田, 泰教的場, ひろし加藤, 裕治井出, 直樹土屋, 麻子博多, 哲也髙部, 亘根木, 隆之
- 出版年月日等
- 2021-11
- 出版年(W3CDTF)
- 2021-11
- 本文の言語コード
- jpn
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- 日時:令和3年3月4日 ~ 令和3年4月6日場所:静岡文化芸術大学 ギャラリー目的・趣旨: 本学所蔵の映画資料の特色を活かした映画資料展を企画し、1930年代から2000年代までの静岡県内の映画文化を資料を通じて考察し、これからの地域と映画文化のあり方と表現形態への理解を深める。内容: 本学に寄贈された映画資料を中心に、『Moving Text -映画資料を読む-』と題した展覧会を実施した。「地域と映画文化」「映画パンフレットの世界」「制作の舞台裏」という3つのキーワードをあげ、約120点の資料を選定し、木下惠介や浦岡敬一の制作台本、1930年代の上映館プログラム、時代を象徴する映画パンフレットなど、様々な媒体の資料を広く公開した。 また、展覧会会期中にはギャラリー前のスペースにて土肥悦子氏(シネモンド代表/一般社団法人こども映画教室代表理事)をお迎えして『ミニシアターでの経験とこども映画教室の活動』と題したトークイベントを行った。結果・成果: 本展は本学が所蔵する映画資料を用いた初めての展覧会であり、初公開となる資料群の研究・制作上の可能性を示す機会となった。展覧会には地域の方々をはじめ、全国から映画関係のアーキビストや研究者、制作者等が来場し、また、本学学生も多く参加した。特に「地域と映画文化」のセクションで展示された1930年代からの静岡市内での上映活動の資料群は、本学が立地する静岡県の映画受容の様子を窺い知ることができる貴重な展示機会を作ることができ、また、「制作の舞台裏」において展示された脚本群、特に編集者浦岡敬一の資料群については希少性も高く、その内容も、映画制作のプロセスを考察する上で重要なものであった。 会期中にはより詳細をみたいというリクエストも多くいただくこととなり、本学の映画資料アーカイブ の紹介としても機能していたと考えられる。また、テキストだけの展覧会、というアイデアを実現した空間設計では、展覧会什器と展示計画の両面で新たな試みを行い、図書館での資料閲覧体験とは別の展示体験を実現することができた。 トークイベントについては、地域と映画文化の架け橋となる実践を数多くしてこられた土肥氏の報告に多くの参加者が刺激を受け、それぞれの映画文化に関わる実践について終了後も議論を続ける様子が見られた。 これら一連の映画資料と展覧会活動をきっかけとして、映像産業振興機構(VIPO)が「アーカイブ中核拠点形成モデル事業」に於いて作成している冊子『全国映画資料館録2020』に、本学図書館・情報センターが掲載された。
- 一次資料へのリンクURL
- https://suac.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1751&item_no=1&attribute_id=19&file_no=1