並列タイトル等ブロンテ ショキ サクヒン 2 ブランウェル ブロンテ オ チュウシン ニ
A Study of the Bronte Juvenilia (2): Branwell Bronte
タイトル(掲載誌)平成13年度-平成14年度科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書
一般注記type:Research Paper
本報告書は、文部科学省より平成13年度から平成14年度の2年間にわたり基盤研究(C)(2)の補助金を得て、プランウェル・ブロンテ初期作品に関して行った研究成果の報告である。ブロンテ初期作品研究は、過去15年ほどの問に急速に発展してきた分野である。 ブロンテ姉弟妹が10代始めから20代始めにかけて執筆した膨大な量の原稿は、現在、ようやくその編集が完了しようとしている。シャーロットの散文の初期作品はクリスティーン・A.アレグザンダーの編集によるAn Edition of the Early Writings of CharlotteBronte (Basil Blackwell,1987- )の第3巻の出版が間近である。 一方、弟プランウェルの初期作品はヴイクター・A.ノイフェルトによる The Works of Patrick Branwell Bronte (New York and London: Garlan Publishing Inc., 1997・1999)全3巻がこのほど完成した。 T . J .ワイズとJ・A.サイミントンによるシェイクスビア・ヘッド・ブロンテの出版から半世紀余りを経て、初めて信頼できる初期作品全集がほぼ完成したことで、今後のブロンテ研究がいっそう促進されることは間違いない。本研究では、先に完了した「ブロンテ初期作品研究および書簡研究」(課題番号09610481) におけるシャーロット・ブロンテの初期作品群の全容解明と物語の構造分析に続いて、十数年にわたる初期作品の創作過程の三分の二を共に過ごしたプランウェル・ブロンテの散文作品の中から、とくにシャーロットの活動と関係の深い最初期の主だった作品を取り上げた。本報告書では滋賀大学紀要に掲載された上記の研究の成果の他に、イギリス・ブロンテ協会の会報に掲載された最近のプランウェル関連の論文の概要も収録した。 さらに2002年11月17日にニュー・サウス・ウエールズ大学(シドニー) で開催されたJuvenilia Conference (初期作品学会) での口頭発表の原稿も、一般には入手しにくいことから、ここに収録することとした。
identifier:平成13年度-平成14年度科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書, pp. 1-42 (p.26, p.34は白紙)
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