並列タイトル等チュウコジュウタク ニ キタイスル ザイサンカチ ガ ジュウタク カンリ ニ アタエル エイキョウ ニ カンスル ニチベイ ヒカク ケンキュウ
Comparative Study on the Impact of Property Values on the Maintenance of Homes in Japan and the U.S
タイトル(掲載誌)平成13年度-平成16年度科学研究費補助金科学研究費基盤研究(C) (2) 研究成果報告書
一般注記type:Research Paper
本研究では次の研究課題に取り組んだ。1)従来、日本の住宅が短期間で除却されてきた理由には地震等の自然災害からのダメージが大きいこと、木造住宅が多く、劣化が早いこと、戦後供給された住宅の低質性があり、劣悪な住宅を一掃するためにスクラップアンドビルドが繰り返されたこと、などがあげられてきた。長屋も含めた接地型中古住宅の低質性は既に住宅統計調査をよりどころに概説的に把握されているが、戸建住宅については既存のデータから推論することが容易ではなかったが、本研究において実証的に把握する。2)取得住宅に対する期待、財産意識(これらを住居観とする)、中古住宅の購入経験が大きく違う日米(地震が多いカリフォルニアが対象)両国を比較し、住居観が新築/中古住宅の指向に与える影響を明らかにする。住居観の内容は住宅の所有観、住宅の安全性、保健性、利便性、快適性、文化性、職人技術の評価、材料観、取得の効率性、住宅地・住宅の選択理由、及び住宅の財産価値である。3)上記の住居観と住宅取得時に抱く住宅の期待耐周年数との相関性を明らかにし、かつ、期待耐周年数が住宅管理意識・行動に及ぼす影響を分析・考察する。住宅管理行動には住宅の管理上直面している困難、家族の手による住宅の点検、修理、改善行為(本申請書では「DIY」とする)を把握する。4)中古住宅の経済評価が居住者の住宅管理行為の習慣形成に与える影響をあきらかにする。5)耐周年数は建て替え指向に左右される。米国に比較して日本は建て替え指向が強く、それが寿命観を形成している。では建て替え指向を形成している要因は何か、なぜ日米で将来指向に違いが生まれるのかを比較検討する。6)既に建て替え、住宅の建て替えられるまでの経過年数と、建て替え指向からみた予測耐用年数から、日本の住宅の耐周年数を予測する。
identifier:平成13年度-平成16年度科学研究費補助金科学研究費基盤研究(C)(2) 研究成果報告書, pp. 1-135
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