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書誌情報
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- 資料種別
- 文書・図像類
- 著者・編者
- 黒坂,真
- 著者標目
- 並列タイトル等
- ニホン トウチ キ チョウセン ハントウ ノ カカク ヘンドウ ニ ツイテ
- 本文の言語コード
- jpn
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- type:80 大阪経大学会「Working Paper」本論の課題は、日本統治期の朝鮮半島における価格の変動要因について考察することである。歴史の解釈には様々な手法があるが、価格の変動規模とその要因分析は重要な手法である。分析の結果、日本統治期朝鮮半島の生産者価格、消費者価格の変動には日本の卸売物価、消費者物価と貨幣流通量、名目消費需要が大きな影響を及ぼしていることがわかった。名目賃金変動には、消費者物価と貨幣流通量、名目消費需要が大きな影響を及ぼしていることがわかった。高木(1989)、梅田(2006)は、同時期の日本の卸売物価の変動には米英の為替調整済み卸売物価が大きな影響を及ぼしているという結果を得ているが、朝鮮半島全体の卸売物価、消費者物価ではこれを確認できなかった。しかし為替調整済みの米国卸売物価はソウルの消費者物価変動に影響を及ぼしている。篠原(1961)の手法にならい、日本統治期朝鮮半島の米価率を求めるとあまり変化していない。日本統治期朝鮮半島でも、篠原(1961)が戦前の日本について指摘したような資本蓄積経路が存在したと考えられる。
- 一次資料へのリンクURL
- http://www.i-repository.net/il/user_contents/02/G0000031Repository/workingpaper/wp2021-1.pdf