タイトルよみニホンジン ハ ドンナ ケン ニ スミタイ ノ カ ヒトビト ノ イジュウケン センタク ト チイキ ノ トクセイ
並列タイトル等Which Prefecture is the Best to Live? : Regional Characteristics of Preferred Prefecture in
タイトル(掲載誌)Discussion Papers In Economics And Business
一般注記* Revised: [14-34, 2014]
In this paper we analyze the relation between the preferred prefecture to live and their regional characteristics in Japan using the data of questionnaire survey conducted by GCOE program of Osaka University in 2009 and 2010. We found: 1) Most people are satisfied with the current residential prefecture and they are unwilling to leave there. 2) Okinawa is the most popular prefecture in Japan when we normalize population size. 3) Multinomial logit regression reveals that the natural environment, home prefecture bias, and the convenience of daily life greatly determine the preferred prefecture.
本稿は、大阪大学GCOEが2009、2010年に実施したアンケート調査を用いて、人々の居住県選択と地域特性の関係について分析を行なった。まず、移動に関するアンケートから、多くの人が現在の居住県に満足し、今後も同じ県に住み続けることを希望していることが明らかとなった。その中でも、人口規模の偏りを調整した結果、「住みたい県」として最も多く選ばれたのは、沖縄県であった。次に、人々がどのような理由で居住県を選択しているのかに焦点を当て、多項ロジットモデルを推定して要因分析を行なった結果、自然環境、地元・家族への思い、生活の利便性といった地域の持つ特性が、人々の居住県選択という意思決定に大きく影響を及ぼしていることが明らかとなった。
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)