脈波における精神疾患患者の心理特徴 及び中国における実践と応用展開への展望

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 脈波における精神疾患患者の心理特徴 及び中国における実践と応用展開への展望
• タイトルよみ: ミャクハ 二 オケル セイシン シッカン カンジャ ノ シンリ トクチョウ オヨビ チュウゴク 二 オケル ジッセン ト オウヨウ テンカイ ヘノ テンボウ
• 著者・編者: 胡, 毓瑜; 雄山, 真弓; 三好, 恵真子
• 著者標目: 胡, 毓瑜; 雄山, 真弓; 三好, 恵真子; https://nrid.nii.ac.jp/nrid/1000060294170
• 出版事項: 大阪大学中国文化フォーラム
• 出版年月日等: 2015-02-25
• 出版年（W3CDTF）: 2015-02-25
• 並列タイトル等: 针对脉搏波诊断精神病患者心理特征的技术可靠性的 分析以及向中国大力推介的可行性的展望; Identifying Characteristic Physiological Patterns of Mentally Disease Patients using Analysis of Plethysmograms and the Applied Development as the Correspondence Method to the Mental Problem in China
• タイトル（掲載誌）: 大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー
• 巻号年月日等（掲載誌）: 2015-2
• 掲載巻: 2015-2
• 掲載ページ: 1-14
• 本文の言語コード: zho
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 中国では．改革開放以後の急速な発展・社会変化とともに，種々の問題が露呈してきたが，「心理問題」もその一つである。しかしながら中国では，心理問題に対する社会の認知度は低く，医療体制の不備もあげられ，精神疾患の問題さらにその問題から引き起こされる様々な社会問題は，かなり深刻な状況であるといえよう。そこで，人々が個々で対応できる早期発見と予防のために，我々の開発した脈波測定技術の導入は，有効な手段となり得ると考えられる。脈波は重要な生体信号として，様々な情報を含む一方で，中医学において活用されてきた歴史は約三千年にも及び，中国社会での汎用の可能性は高いと想定される。本研究では，脈波から得られる情報や脈波に含まれるカオスの定量化により，人の心理状態を客観的に分析して「心の状態を可視化する方法」を確立し，うつ病診断への有効性の検討を試みた。まず一次元の時系列のデータからアトラクターを描き，最大リアプノフ指数（LLE）と自律神経バランス（ANB）を算出し，患者群と学生群に分けて分析を行った。その結果，患者群最大リアプノフ指数の値は有意に低く，自律神経バランスは高いことが明らかとなった。また，脈波のデータを微分し，速度と加速度のデータを算出した結果，うつ病患者の加速度のアトラクターの形は健康者と著しく異なることが明示された。このような脈波の測定における分析方法の客観性と有効性を踏まえた上で，中国における実践と応用の可能性を考察し，さらに実現に向けた解決すべき課題についても言及した。
• 記録形式（IMT）: application/pdf
• 一次資料へのリンクURL: dp2015-2huyuyu.pdf （fulltext）; https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/51215/dp2015-2huyuyu.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: インターネット公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 大阪大学 : 大阪大学学術情報庫 桜華