視覚および聴覚刺激による心象の産出と操作の認知心理学的研究

資料種別: 文書・図像類

著者: 八田, 武志

出版者: -

出版年: 1992-03

資料形態: 紙

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: type:Working Paperイメージと脳機能との関連を検討するために7つの実験を行った。初年度は、健常児童および成人を対象にアラビア数字から漢数字をイメージ産出する課題や、回転を加えた数字との比較判断を求めるイメージ操作課題を実施した。最終年度では、脳損傷患者と健常成人を対象に別なイメージ産...

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紙

資料種別: 文書・図像類
タイトル: 視覚および聴覚刺激による心象の産出と操作の認知心理学的研究
著者・編者: 八田, 武志
著者標目: 八田, 武志
出版年月日等: 1992-03
出版年（W3CDTF）: 1992-03
並列タイトル等: 平成3年度科学研究費補助金(一般研究C)
本文の言語コード: jpn
件名標目: イメージ産出
イメージ操作
脳損傷
ラテラリティ
漢字
カナ
対象利用者: 一般
一般注記: type:Working Paper
イメージと脳機能との関連を検討するために7つの実験を行った。初年度は、健常児童および成人を対象にアラビア数字から漢数字をイメージ産出する課題や、回転を加えた数字との比較判断を求めるイメージ操作課題を実施した。最終年度では、脳損傷患者と健常成人を対象に別なイメージ産出課題(平仮名文字からカタカナ文字をイメージし、左払いが含まれるかどうかを判断する)とイメージ操作課題(漢字の偏とつくりをイメージ上で心的に移動し、真の漢字かどうかを判断する)を実施した。結果は、左頭頂後頭葉損傷患者ではイメージ産出課題での成績が右頭頂後頭葉損傷患者に比べて劣ること、左半球損傷患者であっても頭頂後頭葉以外の損傷ではイメージ産出課題での成績に影響が認められないことを示した。これは、「イメージ産出過程は右半球の機能ではなく、左半球の機能である」という主張を支持するものと考えられる。一方、イメージ操作課題では、左半球損傷患者で失語のない場合と右半球損傷患者での比較から、右半球の関与の強いことが明らかとなった。健常成人での結果も同様であった。したがって、イメージの下位要素別に脳の関連部位を検討した場合、左右脳が異なる関与の仕方をしていることが明らかとなった。
関連情報（NCID）: BN11204890
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN11204890
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 大阪教育大学 : 大阪教育大学リポジトリ