熊の作遺跡ほか

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 熊の作遺跡ほか
• 著者・編者: 初鹿野,博之; 相原,淳一; 矢口,裕之; 吉野,武
• 著者標目: 初鹿野,博之; 相原,淳一; 矢口,裕之; 吉野,武
• 出版事項: 宮城県教育委員会
• 出版年月日等: 2016-12-09
• 出版年（W3CDTF）: 2016-12-09
• 並列タイトル等: くまのさく いせき ほか; 常磐線復旧関連遺跡調査報告書
• タイトル（掲載誌）: 宮城県文化財調査報告書
• 巻号年月日等（掲載誌）: 243
• 掲載巻: 243
• 本文の言語コード: und
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 戸花山遺跡では3 地点を調査し、焼成土坑などを検出した。丘陵全体に古代の生産遺構が散在すると考えられる。 狐塚遺跡では、斜面で弥生時代中期後半および古代の遺物包含層などを調査した。 向山遺跡では、丘陵縁辺部で９世紀代の竪穴住居跡や掘立柱建物跡を多数確認した。建物内に炉跡を伴うものがあり、 鍛冶を中心とした工房群と考えられる。 熊の作遺跡では、7 世紀～ 9 世紀頃の集落跡・官衙跡を調査した。７世紀代には、丘陵上方に竪穴住居跡・掘立柱建物跡が分布する。8 世紀代になると、低湿地に近い場所に大型の掘立柱建物跡やそれらを囲む門・塀跡が確認された。湿地からは8 世紀初頭の郡里制に基づく木簡、「天平宝字四年」（760 年）銘の木簡、「大領」「子弟」墨書土器などの遺物が出土しており、古代亘理郡に関連する官衙跡とみられる。9世紀代にも、有力者の居宅とみられる大型の掘立柱建物跡や竪穴住居跡が分布し、周辺の丘陵における生産活動に深くかかわっていたと考えられる。 犬塚遺跡では７世紀末～８世紀初頭頃とみられる製鉄炉跡を調査した。周辺の竪穴住居跡には鍛冶炉を伴うものがあり、７世紀後半～８世紀代の製鉄・鍛冶に関連する集落跡と考えられる。 新中永窪遺跡では、古代の生産遺構が密集・重複して確認された。最も古い横口付木炭窯跡２基は、7 世紀後半から8 世紀前葉頃とみられる。8 世紀中葉には木炭窯跡4 基、須恵器窯跡3 基、製鉄炉跡（竪形炉）1 基が検出され、周辺には土器製作工房や鍛冶工房とみられる竪穴住居跡が分布する。 雷神遺跡は7 ～ 8 世紀頃の集落跡で、竪穴住居跡8 軒などを調査した。 山ノ上遺跡では焼成土坑2 基を調査した。古代の小規模な生産遺跡とみられる。
• DOI: 10.24484/sitereports.19036
• 記録形式（IMT）: application/pdf
• 一次資料へのリンクURL: http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/29/29769/19036_1_熊の作遺跡ほか.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 関連情報（NCID）: BB22729417; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB22729417
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧