境矢石遺跡

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 境矢石遺跡
• 著者・編者: 高橋,浩樹; 濵野,浩美; 小原,貴樹; 佐伯,純也
• 著者標目: 高橋,浩樹; 濵野,浩美; 小原,貴樹; 佐伯,純也
• 出版事項: 一般財団法人 米子市文化財団 埋蔵文化財調査室
• 出版年月日等: 2015-03-31
• 出版年（W3CDTF）: 2015-03-31
• 並列タイトル等: さかいやいしいせき; 一般国道180号(南部バイパス)道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
• タイトル（掲載誌）: 一般財団法人米子市文化財団埋蔵文化財発掘調査報告書
• 巻号年月日等（掲載誌）: 5 6
• 掲載巻: 5
• 掲載号: 6
• 本文の言語コード: und
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 境矢石遺跡は、鳥取・島根県境の母塚山(標高272ｍ)から北東へのびる丘陵からさらに南東に派生する支丘陵の先端と、この支丘陵を開折する谷部に位置する。調査の結果、縄文時代から近世の遺構と遺物を検出した。縄文時代は、丘陵部と谷部で落し穴を検出し、丘陵部と谷部とでは平面形態や底面ピットの有無に違いがある。弥生時代前期から中期は、木棺墓91基、土壙墓4基、石囲墓1基、墳墓関連の遺構と考えられる溝状土壙、弧状溝、土壙などを検出した。墓域は東西160ｍ、南北55ｍを測り、基数のうえでも山陰最大級の集団墓地といえる。弥生時代後期から古墳時代中期には集落が形成される。丘陵部では、斜面を削平、造成した段状遺構内に竪穴建物や掘立柱建物などが構築される。弥生時代後期から古墳時代前期にかけては、集落は弥生時代前期から中期の墓域を避けるように形成されるが、古墳時代中期になると、弥生時代前期から中期の墓域と重複するように竪穴建物が構築され、墓域としての意識が失われる。古墳時代後期になると、集落の形成は断絶し、その後墓域となる。木棺墓、土壙墓、横穴墓が構築されるが、古墳は認められない。古代になると再び集落が形成されるようになり、丘陵部では、斜面を削平、造成した段状遺構内に掘立柱建物などが構築される。中世には、小規模な集落が形成され、中国産の陶器、青磁、白磁が出土しており、遺跡の性格を考えらる上では興味深い資料である。
• DOI: 10.24484/sitereports.20996
• 記録形式（IMT）: application/pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 関連情報（NCID）: BB18444275; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB18444275
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧

目次

http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/28/28979/20996_1_境矢石遺跡.pdf

http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/28/28978/20996_2_境矢石遺跡.pdf