那珂

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 那珂
• 著者・編者: 大塚,紀宜; 松尾,奈緒子; 藏冨士,寛
• 著者標目: 大塚,紀宜; 松尾,奈緒子; 藏冨士,寛
• 出版事項: 福岡市教育委員会
• 出版年月日等: 2013-03-22
• 出版年（W3CDTF）: 2013-03-22
• 並列タイトル等: なか; 那珂遺跡群第88次･第131次･第134次調査報告
• タイトル（掲載誌）: 福岡市埋蔵文化財調査報告書
• 巻号年月日等（掲載誌）: 64 1191
• 掲載巻: 64
• 掲載号: 1191
• 本文の言語コード: und
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 【88次調査】 本調査では５世紀後半から６世紀代の溝状遺構を検出した。溝状遺構はほぼ南北に延び、区画の南東端の屈曲部にあたる可能性もある。溝内から完形に近い須恵器が出土し、溝内で祭祀を行ったことも考えられる。古墳時代中～後期の那珂遺跡群の集落範囲を考える上で、有用な資料を得た。 【131次調査】 本調査では、弥生時代後期の井戸・竪穴住居、６世紀代の竪穴住居、古代の堀立柱建物や初期瓦が出土した土坑、中世の土壙墓等の多くの遺構を検出することができた。また、ローム上の包含層からは、丸瓦瓦当を含む、多量の初期瓦が出土した。調査区北側は、周辺よりも標高の高い平坦地が存在し、古代において瓦葺き建物が展開していた可能性が指摘されており、初期瓦を含む包含層は、この平坦地からもらたされた可能性が高い。 【134次調査】 遺構の遺存状況は決して良いものではなかったが、本調査では弥生時代～古墳時代を中心とした集落の存在を明らかにすることができた。竪穴住居は12件を確認し、弥生時代中期後半・弥生時代終末・古墳時代前期・古墳時代後期後半～終末に位置づけることができる。また、調査区東側では、中世後半期に位置づけることのできる２条の溝を確認した。これらの溝の全体像については不明な点が多く、周辺地域における今後の調査の進展に期待したい。
• DOI: 10.24484/sitereports.49509
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 関連情報（NCID）: BA60704661; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA60704661
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧