私部南遺跡Ⅲ・有池遺跡・上私部遺跡・上の山遺跡

• 資料種別: 規格・テクニカルリポート類
• タイトル: 私部南遺跡Ⅲ・有池遺跡・上私部遺跡・上の山遺跡
• 著者・編者: 三好,孝一; 奥,和之; 陣内,暢子; 村上,富貴子; 後藤,信義; 森本,徹; 若林,幸子; 市村,慎太郎; 佐伯,博光
• 著者標目: 三好,孝一; 奥,和之; 陣内,暢子; 村上,富貴子; 後藤,信義; 森本,徹; 若林,幸子; 市村,慎太郎; 佐伯,博光
• 出版事項: 財団法人大阪府文化財センター
• 出版年月日等: 2011-03-29
• 出版年（W3CDTF）: 2011
• 並列タイトル等: きさべみなみいせきさん・ありいけいせき・かみきさべいせき・うえのやまいせき; 一般国道1号バイパス(大阪北道路)・第二京阪道路建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
• タイトル（掲載誌）: 財団法人大阪府文化財センター調査報告書
• 巻号年月日等（掲載誌）: 215
• 掲載巻: 215
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 出版タイプ： NA; サヌカイト製細石刃核と細石刃の可能性を持つサヌカイトの剥片、サヌカイト製角錐状石器が出土した。細石刃核は大阪府内では、羽曳野市に所在する城山遺跡、誉田白鳥遺跡、青山遺跡に続いて4例目となった。 河内湖縁辺から内陸部に入ったこの地域でも、弥生時代前期中段階の後半にはすでに弥生文化が定着していたという徴証が得られた。また、弥生時代後期ではシガラミを併用した灌漑用水路を設けている状況が明らかとなり、この地における水利施設の維持管理形態の変遷をたどることを可能とする具体的な資料を提示することができた。 古墳時代中期には、中頃を境として竪穴建物を中心とする集落が形成されはじめる。初期須恵器や木製品も多数出土し、さらに、調査地全域から少量ではあるものの縄蓆文や格子目タタキが施される韓式系土器もみられる。後半以降の竪穴建物の中には、鞴の羽口や鉄滓、鍛造剥片・粒状滓を伴う例や鍛冶炉が検出されている。特徴的な遺物には角杯形土器とおぼしき須恵器の破片があり、全国で23例目、府内では東大阪市西岩田遺跡に続く2例目となった。上私部遺跡の新羅土器と共に、当時の国際交流を示す資料として重要視される。
• DOI: 10.24484/sitereports.65601; https://doi.org/10.24484/sitereports.65601
• オンライン閲覧公開範囲: インターネット公開
• 関連情報（NCID）: BB0555132X; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB0555132X
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧