国道313号道路改良事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告（1）

資料種別: その他

著者: 青山,透ほか

出版者: 財団法人　広島県教育事業団　事務局　埋蔵文化財調査室

出版年: 2012-03-05

資料形態: 紙

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: 出版タイプ： NA[御領遺跡（第１次調査2008）要約] 　御領遺跡は，福山市神辺町下御領に所在する。遺跡は高屋川と堂々川とで形成された沖積地上に位置し，東西約1.6km，南北約1.4kmの広範な面積を有する県内最大規模の遺跡である。今回の調査は，御領遺跡の中でも最も西端に位置する部分で，標高は約...

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資料種別: その他
タイトル: 国道313号道路改良事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告（1）
著者・編者: 青山,透
パリノ・サーヴェイ株式会社
著者標目: 青山,透
パリノ・サーヴェイ株式会社
出版事項: 財団法人　広島県教育事業団　事務局　埋蔵文化財調査室
出版年月日等: 2012-03-05
出版年（W3CDTF）: 2012
並列タイトル等: こくどう313ごうどうろかいりょうじぎょうにともなうまいぞうぶんかざいはっくつちょうさほうこく（1）
御領遺跡（第1次調査2008）
タイトル（掲載誌）: 財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
巻号年月日等（掲載誌）: 46
掲載巻: 46
対象利用者: 一般
一般注記: 出版タイプ： NA
[御領遺跡（第１次調査2008）要約] 　御領遺跡は，福山市神辺町下御領に所在する。遺跡は高屋川と堂々川とで形成された沖積地上に位置し，東西約1.6km，南北約1.4kmの広範な面積を有する県内最大規模の遺跡である。今回の調査は，御領遺跡の中でも最も西端に位置する部分で，標高は約15ｍである。また今回は約2300を調査した。　調査の結果，縄文時代から古墳時代にかけての遺構を確認した。　縄文時代の遺構としては，晩期の土坑３基を検出した。土坑は直径が60〜80cm，深さが30cmほどの円形のものである。土坑の性格は明らかではないが墓穴の可能性がある。弥生時代の遺構としては井戸１基，溝状遺構１条，土坑１基がある。このうち井戸は直径約1.9ｍ，深さは1.2ｍ以上である。覆土中から弥生時代後期後半の大型の甕形土器が出土した。　古墳時代の遺構としては，６軒の竪穴住居状遺構を検出した。いずれの住居状遺構からも高杯や小型丸底壼などのほか，１軒の住居跡状遺構からは滑石製の双孔円盤など祭祀遺物が出土している。また各住居状遺構からは柱穴や壁溝などは検出されないことから，一般的な住居とは考えがたく，何らかの祭祀に関わる遺構であろうと推測される。住居状遺構が遺跡の西端に位置し，堂々川の氾濫源に向けて地山面が傾斜して下がる付近で検出されたことから，川を意識した祭祀であった可能性も考えられよう。　このほか，柱穴を約570個確認した。このうち掘立柱建物跡となるものは４棟で，２間×１間が１棟，２間×２間が３棟で，出土遺物がないことから所属年代を特定できないが，棟方向が古墳時代の竪穴住居状遺構と共通ものがあることから同時期と考えられる。
DOI: 10.24484/sitereports.25474
https://doi.org/10.24484/sitereports.25474
関連情報（NCID）: BB08639198
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB08639198
掲載誌（NCID）: AA12457133
https://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12457133
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧