中国横断自動車道尾道松江線建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告（28）

資料種別: 文書・図像類

著者: 河村,靖宏ほか

出版者: 財団法人　広島県教育事業団　事務局　埋蔵文化財調査室

出版年: 2013-03-22

資料形態: 紙

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: [三重１号遺跡要約] 　三重１号遺跡は，国兼川の支流である菅田川西側の丘陵上に立地する古墳時代中期から後期の集落跡である。竪穴住居跡は２９軒（重複・拡張を含む）確認し，そのうち２本柱構造のものが１１軒存在する。集落成立期の竪穴住居跡（ＳＢ２）からは，５世紀中頃の須恵器や石製剣形模造品・製塩土器など...

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書誌情報

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資料種別: 文書・図像類
タイトル: 中国横断自動車道尾道松江線建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告（28）
著者・編者: 河村,靖宏
大澤,正巳
鈴木,瑞穂
株式会社古環境研究所
著者標目: 河村,靖宏
大澤,正巳
鈴木,瑞穂
株式会社古環境研究所
出版事項: 財団法人　広島県教育事業団　事務局　埋蔵文化財調査室
出版年月日等: 2013-03-22
出版年（W3CDTF）: 2013-03-22
並列タイトル等: ちゅうごくおうだんじどうしゃどうおのみちまつえせんけんせつにともなうまいぞうぶんかざいはっくつちょうさほうこく（28）
三重1号遺跡
タイトル（掲載誌）: 財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
巻号年月日等（掲載誌）: 28 52
掲載巻: 28
掲載号: 52
本文の言語コード: und
対象利用者: 一般
一般注記: [三重１号遺跡要約] 　三重１号遺跡は，国兼川の支流である菅田川西側の丘陵上に立地する古墳時代中期から後期の集落跡である。竪穴住居跡は２９軒（重複・拡張を含む）確認し，そのうち２本柱構造のものが１１軒存在する。集落成立期の竪穴住居跡（ＳＢ２）からは，５世紀中頃の須恵器や石製剣形模造品・製塩土器などが出土した。カマド跡は，竪穴住居跡２軒で確認し，このうちＳＢ２３のカマドは，袖部の片側が屈曲して煙道を形成する「Ｌ字形カマド」であり，生活様式の一部に渡来系要素が窺える。焼失家屋は６軒で，このうちＳＢ１８には，床面中央付近に鍛冶炉跡が認められる。鍛冶炉付近の鉄滓は，砂鉄を原料とした精錬滓・含鉄鉄滓と塊状鉱石を原料とした鍛錬鍛冶滓と分析され，多様な鍛冶作業の在り方を示す貴重な調査例である。　出土遺物は，形態の異なる土師器高杯が多く出土し，この地域の指標の一つとなった。また，県北地域の特徴である鉄生産に関係する遺物（鉄滓・製塩土器）が５世紀代と考えられる複数の竪穴住居跡内から出土した。このほか，祭祀遺物とされる滑石製品３種類（剣形模造品・有孔円板・臼玉）が，竪穴住居跡内から出土しており，これらの製品の流通や集落内での使用法を考える上で貴重な資料となった。
DOI: 10.24484/sitereports.27447
関連情報（NCID）: BB12258143
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB12258143
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧