下新田遺跡第6・8・9次調査

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 下新田遺跡第6・8・9次調査
• 著者・編者: 龍田,優子; 長澤,展生; 相澤,央; 早田,勉（火山灰考古学研究所）; 黒沼,保子; 佐々木,由香; バンダリ,スダルシャン; 森,将志; 米田,恭子（パレオ・ラボ）; 千葉,博俊; 金井,慎司; 斉藤,崇人; 馬場,健司（パリノ・サーヴェイ）
• 著者標目: 龍田,優子; 長澤,展生; 相澤,央; 早田,勉（火山灰考古学研究所）; 黒沼,保子; 佐々木,由香; バンダリ,スダルシャン; 森,将志; 米田,恭子（パレオ・ラボ）; 千葉,博俊; 金井,慎司; 斉藤,崇人; 馬場,健司（パリノ・サーヴェイ）
• 出版事項: 新潟市教育委員会
• 出版年月日等: 2015-12-25
• 出版年（W3CDTF）: 2015-12-25
• 並列タイトル等: しもしんでん いせき だい6・8・9じ ちょうさ; 県営ほ場整備事業(経営体育成基盤整備型)道上地区に伴う第3・5・6次発掘調査報告書
• 本文の言語コード: und
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 下新田遺跡は、中ノ口川左岸の自然堤防上に立地し、現標高は概ね 1.7 ～2.5m である。上・中・下層に分かれ、ほぼ全ての調査区上層で畠跡や水田跡が明瞭に確認された。また、遺跡の南東側ほど奈良時代の遺物が主体的に出土する下層で検出される遺構が多く、井戸・柱穴・溝状遺構などが確認された。土器は、奈良時代（8 世紀前半）を主体に平安時代（9 世紀後半）の食膳具・貯蔵具・煮炊具が出土しており、北西方向へ場所は移動するものの、断続的に居住地として利用されていた集落跡と考える。また、2 区で「日置」と書かれた墨書土器が出土し、郷名とすれば遺跡を含むこの地域が『和名類聚抄』に記載されている日置郷の一部である可能性が示唆される。さらに、自然科学分析の結果、奈良時代の土器底面に認められる木葉痕が湿地で生育するカワラハンノキと推定され、遺跡内で土器作りが行われていた可能性も考えられる。また、 第 10 次調査で確認された土器棺墓は、県内でも類例が少なく古代の埋葬を考える上で貴重な資料といえる。
• DOI: 10.24484/sitereports.64097
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 関連情報（NCID）: BB20867974; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB20867974
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧