茨城廃寺跡 | NDLサーチ | 国立国会図書館

茨城廃寺跡

資料種別: 文書・図像類

著者: 谷仲,俊雄ほか

出版者: 石岡市教育委員会

出版年: 2018-03-20

資料形態: 紙

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: 恋瀬川を南西に望む標高約２５ｍの台地上に立地する。６次にわたる調査で、金堂、塔、講堂、中門などの主要伽藍の状況と寺域や伽藍の変遷が明らかとなった。南面する法隆寺式伽藍配置であり、講堂の北側では竪穴建物群を、講堂・金堂・塔の東側では掘立柱建物群と竪穴建物群を検出した。また、寺域を限る溝を検出したことか...

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書誌情報

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紙

資料種別: 文書・図像類
タイトル: 茨城廃寺跡
著者・編者: 谷仲,俊雄
齊藤,達也
長,秋雄
中村,友一
著者標目: 谷仲,俊雄
齊藤,達也
長,秋雄
中村,友一
出版事項: 石岡市教育委員会
出版年月日等: 2018-03-20
出版年（W3CDTF）: 2018-03-20
並列タイトル等: ばらきはいじあと
第１次～第６次調査総括報告書
タイトル（掲載誌）: 石岡市埋蔵文化財調査報告書
本文の言語コード: und
対象利用者: 一般
一般注記: 恋瀬川を南西に望む標高約２５ｍの台地上に立地する。６次にわたる調査で、金堂、塔、講堂、中門などの主要伽藍の状況と寺域や伽藍の変遷が明らかとなった。南面する法隆寺式伽藍配置であり、講堂の北側では竪穴建物群を、講堂・金堂・塔の東側では掘立柱建物群と竪穴建物群を検出した。また、寺域を限る溝を検出したことから、寺域の規模は東西約156ｍ、南北約113ｍ以上と考えられる。　創建は出土瓦から７世紀末と考えられ、８世紀前葉に伽藍が成立する。８世紀中葉～後葉には寺域を限る溝が掘削され、９世紀前半には伽藍の再編が行われる。９世紀後半には改修が行われるが、10世紀前半に伽藍は廃絶する。掘立柱建物による再建が行われるが、10世紀後半に廃絶する。　堂塔に先行して掘立柱建物が存在することから、７世紀中葉～後葉に小規模な仏堂が建立され、７世紀末に本格的な伽藍を伴う寺院として整備されたと考えられる。　100点を超える墨書土器・文字瓦のなかには、「茨木寺」「大寺」銘があることから寺名が判明するとともに、常陸国茨城郡家（郡衙）に関連する「郡名寺院」であることがわかる。また、「国厨」「国政」銘からは常陸国府との強い関わりが想定され、「大寺」銘や補修瓦として国分寺瓦が使用されていることを合わせると、国分寺に準じ補完するような、地域の中核的寺院であったと考えられる。
DOI: 10.24484/sitereports.65341
関連情報（NCID）: BB26400275
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB26400275
BC03161693
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BC03161693
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧