小原台堡塁跡・小原第3遺跡 第1次調査

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 小原台堡塁跡・小原第3遺跡 第1次調査
• 著者・編者: 三瓶,裕司; 菊川,泉; 栗原,伸好; 齊藤,真一; 宗臺,富貴子; 山田,仁和; 近野,正幸
• 著者標目: 三瓶,裕司; 菊川,泉; 栗原,伸好; 齊藤,真一; 宗臺,富貴子; 山田,仁和; 近野,正幸
• 出版事項: 公益財団法人かながわ考古学財団
• 出版年月日等: 2015-12-22
• 出版年（W3CDTF）: 2015-12-22
• 並列タイトル等: おばらだいほうるいあと・おばらだい３いせき だい１じちょうさ; 防衛大学校食堂棟新設に伴う発掘調査
• タイトル（掲載誌）: かながわ考古学財団調査報告
• 巻号年月日等（掲載誌）: 313
• 掲載巻: 313
• 本文の言語コード: und
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 小原第3遺跡（横須賀市№466）・小原台堡塁跡（横須賀市№477）は三浦半島の東端付近にあたる。北側に東京湾が面する小原台台地上の平坦面に立地する。 調査では縄文時代早期から前期初頭を中心とした遺物集中と炉穴、近世の溝状遺構を検出した。これらの時代の遺跡は、調査範囲の北側の崖線付近に集中しており、他の範囲は明治期時代の小原台堡塁構築に伴うと考えられる削平を受け、遺存状態は良好とはいえない。 一方、調査成果で中心となる近代明治期の小原台堡塁は、煉瓦・コンクリート構造物の上屋部分は大正期の爆破演習や昭和期の開発に伴い消失していたものの、地下空間部分については良好な状態で依存していることが観察された。くにの指定遺跡となった猿島砲台跡や千代ヶ崎砲台跡のほか、東京湾を囲む三浦半島や房総半島には、明治期の富国強兵政策により多くの軍事施設が構築され、今日一部の軍事施設が保存されている。またその一方では、昭和期の軍事利用や戦後の開発に伴ってやはり多くの施設が記録保存を含む保護措置がなされないまま消滅している。そうした中、小原台堡塁跡の発掘調査により、当該期の土木・建築技術の一端と、大正年間に行われた軍事演習の様相を明らかにしたことは極めて貴重な成果である。
• DOI: 10.24484/sitereports.70730
• 関連情報（NCID）: BB20614447; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB20614447
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧