東京都文京区 祥雲寺跡・浄福寺跡

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 東京都文京区 祥雲寺跡・浄福寺跡
• 著者・編者: 月岡,千栄; 森,元彦; 大口,和樹; 生駒,哲郎; 梶ケ山,真里; 石島,光; 田代,恵美; 木沢,直子; 山田,卓司; パリノ・サーヴェイ株式会社
• 著者標目: 月岡,千栄; 森,元彦; 大口,和樹; 生駒,哲郎; 梶ケ山,真里; 石島,光; 田代,恵美; 木沢,直子; 山田,卓司; パリノ・サーヴェイ株式会社
• 出版事項: 合同会社ALERO10
• 出版年月日等: 2017-06-30
• 出版年（W3CDTF）: 2017-06-30
• 並列タイトル等: とうきょうとぶんきょうくしょううんじあとじょうふくじあと; （仮称）ALERO白山Ⅱ新築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
• 巻号年月日等（掲載誌）: B-151
• 掲載巻: B-151
• 本文の言語コード: und
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 本調査地点は、江戸時代から明治時代にかけて曹洞宗瑞鳳山祥雲寺とその末寺法泉山浄福寺の境内に位置していたことが推定された。また、調査成果より墓域として利用された部分にあたることが判明した。祥雲寺は天文元（1532）年、江戸城和田門内に創建された。創建当初は「浄光寺」と称されていた。後北条氏滅亡後、徳川家康の江戸入府に伴い、神田台、小日向郷金杉村と移転を繰り返し、寛永13（１６３６）年に調査地点周辺の戸崎町へ移転してくる。「祥雲寺」への改号は宝永6（1709）年のことである。浄福寺は正保3（1646）年、祥雲寺の寺内に創建された。先行研究から祥雲寺は大名、旗本、諸藩士など武家の菩提寺、浄福寺は町人など庶民の菩提寺とされる。 調査では149基の埋葬遺構が検出され、調査区の西側は円形木棺墓、中央から西側は甕棺墓を主体とする様相が確認された。主に円形木棺は町人や下級武士、甕棺は旗本などの武家に用いられたとされている。そのため、調査区の西側が浄福寺、中央から東側が祥雲寺の墓域と推定することができた。墓域として利用されるのは18世紀後葉から末葉以降である。また、166号遺構からは水戸藩家老朝比奈弥太郎泰然の墓誌、144号遺構からは木版印刷の血盆経と信州大本願善光寺の血脈が出土した。
• DOI: 10.24484/sitereports.72580
• 関連情報（NCID）: BB24299272; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB24299272
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧