西原大塚遺跡第235地点

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 西原大塚遺跡第235地点
• 著者・編者: 德留,彰紀; 大久保,聡; 尾形,則敏; 木村,結香; 市川,康弘
• 著者標目: 德留,彰紀; 大久保,聡; 尾形,則敏; 木村,結香; 市川,康弘
• 出版事項: 埼玉県志木市教育委員会
• 出版年月日等: 2023-03-31
• 出版年（W3CDTF）: 2023-03-31
• 並列タイトル等: にしはらおおつかいせき235ちてん; 埋蔵文化財発掘調査報告書
• タイトル（掲載誌）: 志木市の文化財
• 巻号年月日等（掲載誌）: 89
• 掲載巻: 89
• 本文の言語コード: und
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 西原大塚遺跡は柳瀬川の南東、武蔵野台地北東端部に所在する縄文時代中期の環状集落や弥生時代後期から古墳時代前期の集落跡を主体とする遺跡である。今回は遺跡の北東部に位置する第235地点の調査成果を収録している。本地点では旧石器時代から近世までの遺構・遺物が確認された。 旧石器時代では、TP1（立川ローム第Ⅳ～第Ⅴ層）において5号礫群を伴う20号石器集中地点、TP4（立川ローム第Ⅶ～第Ⅸ層）において21号石器集中地点、TP15（立川ローム第Ⅲ層）において６号礫群を伴う22号石器集中地点、TP９（立川ローム第Ⅲ層）において７号礫群を確認した。小計は石器集中地点３か所、礫群3か所となる。 弥生時代後期～古墳時代前期では、16軒の住居跡（640～655号住居跡）を確認した。そのうち、651・655号住居跡の2軒は床面上から多くの炭化材が出土していることから焼失住居と考えられる。古墳時代後期では、北西壁沿い中央部にカマドを有する31号住居跡を確認した。出土遺物から5世紀末葉の時代が与えらえ、本遺跡でカマドを有する住居跡の中では最古段階に位置付けられると考えられる。 中世以降では、掘立柱建築遺構1棟、土坑26基、井戸跡2基などが確認された。５号掘立柱建築遺構は、東西方向に主軸を有する桁行３間✕梁行1間の側柱建物で、北西隅を形成する3基の柱堀方から、口縁部を人為的に半周打ち欠いた共通の形状を呈する陶磁碗・香炉が計4個隊出土した。5号掘立柱建築遺構の築造年代は、出土遺物から17世後葉に比定される。
• DOI: 10.24484/sitereports.131583
• 一次資料へのリンクURL: http://sitereports.nabunken.go.jp/files/attach/52/52380/131583_1_%E8%A5%BF%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E5%A1%9A%E9%81%BA%E8%B7%A1%E7%AC%AC235%E5%9C%B0%E7%82%B9.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 関連情報（NCID）: BD02936424; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BD02936424
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧