一般注記箱崎遺跡は博多湾に面した南北に延びる砂丘上に位置する。 119次調査地点は海に向かって傾斜する斜面上に位置し、 12恨紀前半の平安時代末から鎌倉時代前期頃に盛土を行い平坦面を築いている。調査区中央には東西方向の溝がある。この溝の北縁に沿って、粗砂を含む細かな整地層があり、道路の可能性がある。また、南側には柱要約 穴が集中しており、柵の存在が考えられる。溝を挟んで南側が柵、北側が道路で敷地の境界部分であると考えられる。その後も若干南北にズレながらも溝が掘られている。
13 世紀後半から 14世紀前半には厚さ5~ 10cm程の整地層があり、その上にも薄い整地が続く。その後、厚さ20,.,_, 40cm程のやや雑な整地になり、 14世紀中頃には礎石やそれに伴うグリ石がみられるようになり、溝はみられなくなる。
DOI10.24484/sitereports.140297
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