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書誌情報
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- 資料種別
- 文書・図像類
- 著者・編者
- 山田, 悦
- 著者標目
- 出版年月日等
- 2008-03
- 出版年(W3CDTF)
- 2008-03
- 本文の言語コード
- jpn
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- type:Article湖沼など閉鎖的な水域では富栄養化などによる有機汚濁が問題になっている。琵琶湖でも、1985年以後、生物化学的酸素要求量(BOD)の変化は小さいのに対し、化学的酸素要求量(COD)が毎年増加しており、これは微生物に分解されない難分解性の溶存有機物質(DOM)が増加しているためと考えられる。しかし、増加している難分解性有機物の特性や起源については明らかでない。本研究では、フミン物質が主な原因物質ではないかと考え、フミン物質分析用に開発した蛍光検出-ゲルクロマトフラフ法と疎水性樹脂などを用いるカラム分画法を用いて琵琶湖水および淀川水系河川水の分析を行った。その結果、フミン物質に加えて植物プランクトンによる内部生産の寄与が大きく、COD増加は植物プランクトン種の変遷と関係があることを見出した。そこで、難分解性有機物生成への植物プランクトンの影響を明らかにするために3種類の植物プランクトンを培養し、その一次生産物および分解生成物について蛍光検出-ゲルクロマトフラフ法および三次元蛍光分光光度(3-DEEM)法などを用い、その特性を評価すると共に、琵琶湖水中の難分解性有機物への寄与を解析した。平成17-19年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書 課題番号:17310008 研究代表者:山田 悦