並列タイトル等ギジュツ ヒョウカ ノタメノ ライフ サイクル アセスメント シュホウ ノ キホンテキ ワクグミ ト ソノ モンダイテン
Gijutsu hyoka notameno raifu saikuru asesumento shuho no kihonteki wakugumi to sono mondaiten
タイトル(掲載誌)KEO discussion paper. G : 『アジア地域における経済および環境の相互依存と環境保全に関する学際的研究』
一般注記type:text
概要人類にとって地域規模や地球規模の環境の悪化は最も重要な問題の一つとなりつつある。現代文明は、地球から豊富な資源を採取し、これを加工して経済活動をおこない、同時にその廃棄物を地球に還元することにより成立している。各種資源の大量消費および大量廃棄は、科学技術の発展に支えられ、人類に素晴らしい豊かな生活をもたらした。このような文明が持続的に拡大していくためには、地球の資源と廃棄物を受け入れる容量が、人類の経済活動の規模と比べ十分に大きいことが必要である。しかし、前世紀のマルサスの人口論を引用するまでもなく、地球の有限性は人類の多くが認識するところである。この有限性は、地域規模では、ゴミの埋め立て処分場の不足や都市の大気汚染、水質汚濁などとなり、地球規模では、酸性雨やオゾン層の破壊、温室効果ガスによる気候変化などの問題となって顕在化しつつある。したがって、人類は経済活動を行う上で、資源の減少と環境に与える影響を考慮し、いわゆる文明の持続的発展を実現しなければならない。このような状況を反映し、あらゆる製品、技術、システムに関するライフサイクルアセスメントの必要性が高まってきた。ライフサイクルアセスメントとは、特定の製品や技術について、“ゆりかごから墓場まで”のライフサイクルにおける諸問題、特に資源、環境問題を中心に社会に与える影響を総合的に分析する方法である。しかしながら、LCAは手法上いくつかの問題点を抱えており、またその技術評価への利用法も確立しているとはいい難い。本報告では、新たなLCAの基本的枠組みとその持続可能性からみた位置づけ、および技術評価に応用する際の問題点について述べる。
表紙上部に"日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業複合領域「アジア地域の環境保全」"の表示あり
一次資料へのリンクURLhttps://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=AA12113622-00000019-0001
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)