中国沿海開放とその波及効果

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 中国沿海開放とその波及効果
• 著者・編者: 佐々波, 楊子; 馬, 成三; 吉岡, 完治; 桜本, 光; 浦田, 秀次郎; 河井, 啓希; 黄, 于青
• 著者標目: 佐々波, 楊子; 馬, 成三; 吉岡, 完治; 桜本, 光; 浦田, 秀次郎; 河井, 啓希; 黄, 于青
• 出版事項: Keio Economic Observatory (Sangyo Kenkyujo), Keio University
• 出版年月日等: 1994-11
• 出版年（W3CDTF）: 1994-11
• 並列タイトル等: チュウゴク エンカイ カイホウ ト ソノ ハキュウ コウカ; Chugoku enkai kaiho to sono hakyu koka
• タイトル（掲載誌）: Keio Economic Observatory occasional paper. J
• 巻号年月日等（掲載誌）: 35
• 掲載巻: 35
• 本文の言語コード: jpn
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: type:text; 平成6年度の現地調査として8月28日～9月4日(佐々波、吉岡、桜本、浦田、河井、及び馬、黄は上海より同行)に江蘇省の蘇州、無錫及び南京を訪れた。調査のため訪問した企業及び政府機関は表-1の通りである。現地調査に江蘇省を選んだのは、同省が長江流域に位置し、1990年代に入ってからの経済成長率がきわめて高いためである。同省への海外直接投資金額は1992年には実行ベースで14.6億ドルに達した。これは同年の各省別流入金額の第2位にあたる。(ちなみに第1位は広東省)特に日本の対中国投資は従来からの華南地区から長江流域へと シフトし、江蘇省はその中心である。江蘇省の輸出依存度(省輸出/省GDP)も1988年の7.8%から1992年には13%へと急上昇し海外需要の成長へのインパクトも大きくなっている。江蘇省の主要都市のうち、今回は、蘇州と無錫の二都市の企業調査を行った。同省の南部に位置する蘇州、無錫では、もともと農村工業が発達していたが、近年は繊維、電子、電気部品の生産が拡大している。現地ではこれら繊維・衣料、電子・電気及び機械産業の生産が、国有、集団所有及び個人所有という形態の異なった企業でどのように行われているかを調査した。その後に南京市では江蘇省計画経済委員会を訪れて同省の経済概況、特に最近の成長と外資導入及び投資に対する資金調達の方法について説明をうけた。現地調査のための上海から南京への旅行を通じて我々は、江蘇省経済の活況に強い感銘をうけた。特に各都市の建設ラッシュ、道行く人々の忙しげな様子、工場見学を説明する中国の方々の若さと自信にあふれた様子などが特に印象的であった。その理由をめぐる活発な議論で移動のバスや汽車の車中はさながら経済発展論やマクロモデルの討論会場であった。本報告書でその一部を伝えることが出来れば幸いである。第1節では、江蘇省が1990以降に他省にくらべても高い成長をとげた理由を江蘇省統計年鑑1993年の各表をもとに考える。第2節では、現地企業調査の概要を述べる。第3節は調査参加者のコメント集である。
• 一次資料へのリンクURL: https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=AN10182218-00000035-0001
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 慶應義塾大学 : 慶應義塾大学学術情報リポジトリ