がん細胞におけるビタミンCが引き起こす細胞内代謝変動

資料種別: 文書・図像類

著者: 上瀧, 萌ほか

出版者: 慶應義塾大学湘南藤沢学会

出版年: -

資料形態: デジタル

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: type:text生体内で様々な作用をもたらすビタミンCは, 抗酸化物質として広く知られており, ミトコンドリア内に取り込まれたビタミンCは細胞内のレドックス制御によって酸化ストレスを除去しミトコンドリアの脱分極を防ぐと言われている. 一方でビタミンCは酸化ストレスを発生させる酸化促進作用も兼ね備え...

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書誌情報

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デジタル

資料種別: 文書・図像類
タイトル: がん細胞におけるビタミンCが引き起こす細胞内代謝変動
著者・編者: 上瀧, 萌
冨田, 勝
著者標目: 上瀧, 萌
冨田, 勝
出版事項: 慶應義塾大学湘南藤沢学会
並列タイトル等: ガンサイボウニオケルビタミンC ガヒキオコスサイボウナイタイシャヘンドウ
Gan saibo ni okeru bitaminC ga hikiokosu saibonai taisha hendo
Intracellular metabolic changes induced by vitamin C in cancer cells
タイトル（掲載誌）: 研究会優秀論文
本文の言語コード: jpn
件名標目: ビタミンC,CE-TOFMS
対象利用者: 一般
一般注記: type:text
生体内で様々な作用をもたらすビタミンCは, 抗酸化物質として広く知られており, ミトコンドリア内に取り込まれたビタミンCは細胞内のレドックス制御によって酸化ストレスを除去しミトコンドリアの脱分極を防ぐと言われている. 一方でビタミンCは酸化ストレスを発生させる酸化促進作用も兼ね備えていることも分かっている. 近年この特性を利用したビタミンC点滴療法というがん治療が注目を浴びており, この酸化促進作用ががん細胞に選択的に毒性をもたらすと推察されているが, 十分に明らかとはなっておらず諸説提唱されている. またビタミンCの抗がん作用機序の解明に向けて培養細胞を用いた研究が行われる中, ビタミンCが及ぼす細胞の代謝応答を包括的に見た報告は未だない. そこで本研究ではビタミンCががん細胞に及ぼす細胞毒性をメタボロミクスの観点から明らかにすべく, ビタミンCに対し高感受性を示したMCF7(ヒト乳がん細胞株)および低感受性を示した田'29(ヒト結腸がん細胞株)を用い, CE-TOFMSによる経時的なメタボローム解析を行った. 本研究では, 全時系列において両細胞とも非毒性濃度のビタミンCでは大きな代謝変化は見らない一方で毒性濃度域では両細胞で類似の代謝変化溺見られた. このことから, ビタミンCが両細胞にっいて及ぼすアミノ酸代謝についても調査したところ, 毒性を発揮する濃度域で代謝変化を誘導することが推察された. 今後更なるがん選択的な細胞毒性メカニズムの検証のため, 正常細胞との比較も検討していきたい.
先端生命科学プロジェクト冨田勝研究会2011年度秋学期
identifier:SFC-SWP2012-001
identifier:請求記号: 090@KE1@588
一次資料へのリンクURL: https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=0302-0000-0658
https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=0302-0000-0658
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連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 慶應義塾大学 : 慶應義塾大学学術情報リポジトリ