多角化の経済的価値 : 従業員の視点からの実証分析

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 多角化の経済的価値 : 従業員の視点からの実証分析
• 著者・編者: 牛島, 辰男
• 著者標目: 牛島, 辰男
• 出版年月日等: 2017
• 出版年（W3CDTF）: 2017
• 並列タイトル等: タカクカ ノ ケイザイテキ カチ : ジュウギョウイン ノ シテン カラ ノ ジッショウ ブンセキ; Takakuka no keizaiteki kachi : jūgyōin no shiten kara no jisshō bunseki; How do employees benefit from corporate diversification?
• タイトル（掲載誌）: 科学研究費補助金研究成果報告書
• 本文の言語コード: jpn; eng
• 件名標目: 多角化,内部資本市場,給与,従業員交渉力,資本構造
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: type:text; この研究では, 企業の産業多角化が従業員にもたらす影響を, 特に賃金に注目して実証的に分析した。多角化による内部資本市場の形成は, 事業間のコインシュランスを通じて企業の安定性を高めるものと考えられるが, それが賃金に及ぼす影響は従業員の交渉力によって質的に変化する可能性がある。2001年から2010年の日本の上場企業のデータに基づく分析の結果は, この仮説と整合的である。具体的には, 労働組合の無い企業では多角化が給与にマイナスの影響を及ぼすのに対し, 組合の存在する企業では影響がプラスになることが示された。これは従来の研究では知られていない新しい発見である。 This study investigates how corporate diversification across industries affects employees with particular attention to the effect on wages. Coinsurance generated by internal capital markets likely increases the financial stability of diversified firms. We posit that the effect of increased job security on wages is qualitatively contingent upon employees' bargaining power. Consistent with this prediction, an analysis of listed Japanese firms over the period from 2001 to 2010 reveals that the effect of diversification on wages is significantly positive for firms with unionized employees and significantly negative for firms with nonunionized employees. This is a novel result unreported in the literature.; 研究種目 : 基盤研究(C)(一般) 研究期間 : 2015～2017 課題番号 : 15K03617 研究分野 : 企業戦略, 経営財務
• 一次資料へのリンクURL: https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=KAKEN_15K03617seika
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 関連情報: 科研費研究者番号 : 80365014
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 慶應義塾大学 : 慶應義塾大学学術情報リポジトリ