次世代分散型ワークショップ環境の構築に関する研究

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 次世代分散型ワークショップ環境の構築に関する研究
• 著者・編者: 大川, 恵子
• 著者標目: 大川, 恵子
• 出版事項: 慶應義塾大学
• 出版年月日等: 2017
• 出版年（W3CDTF）: 2017
• 並列タイトル等: ジセダイ ブンサンガタ ワークショップ カンキョウ ノ コウチク ニ カンスル ケンキュウ; Jisedai bunsangata wākushoppu kankyō no kōchiku ni kansuru kenkyū; Building next generation distributed workshop environment
• タイトル（掲載誌）: 学事振興資金研究成果実績報告書
• 本文の言語コード: jpn; eng
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: type:text; 本研究の目的は, KMDでの研究活動において実際に展開する海外を含めた遠隔地との分散協調作業環境の高度化に必要な知見を実証的に得ることである。これまでも, テレビ会議システム等を用いて遠隔会議を実施することによって協調作業環境を整えてきた実績はあるが, KMDがもっとも重要であると考えるリアルプロジェクトを実施する上で分散型の遠隔協調作業環境を日吉・大阪・シンガポールと各地に分散した研究拠点で実現することは大きな課題である。ここでは, 次世代型の分散型ワークショップ環境を構築し, ディスカッション型・演習型・ファブリケーション型の分散協調作業環境を実現する。またこれを実際の研究活動において活用することで実証を行う。 本研究は, 3年計画で進めるものであるが今年度は, 次世代分散型ワークショップ環境をSoftware Defined Mediaシステムを核として構築し, 単にTV会議システム等で拠点同士を接続するだけでなく, 複数のグループの協調作業におけるコミュニケーションの実現, 各作業の進捗管理, 成果の共有といったワークショップの支援機能を構築した。具体的には, ワークショップで実施される複数グループの共同作業について, 個別のコミュニケーションチャネルを構築するのではなく, 全員があたかも一カ所の場を共有し作業を進めていく環境の試作を行った。これにより, 各グループがそれぞれでの作業を進めるだけでなく, 他グループの状況を把握することが可能となり, グループ間の連携も可能となる。一方で, これらの情報の提示方法によっては他グループの作業を邪魔することになり, それぞれのワークショップ形式・目的に適した情報配置の検討が必要となってくることが明らかとなった。 来年度は, 今後のKMDの活動においても重要となる分散型ワークショップを円滑に運営するための複数グループ作業の進捗管理, 成果共有のための支援環境の構築を目指す。 In this research, we will establish new method to realize distributed collaboration working environment. Until now, we already have experience distributed communication environment with TV conference systems. However, to realize collaboration work for "Real Project" in KMD, we need collaboration environment with more high level functions. In order to provide more useful environment, we developed system to support distributed workshop environment for following three types: discussion style, excersize style, and fabrication style. In this year, we developed environment sharing system with software defined media technology. This system provide function to support sharing several media include video, sound, and materials. We can share environment as "one room" with distributed spaces. In here, we can share several information not only in a group, but between groups. We also find problem of this system that we should consider how to show several information in single space. In next year, we will develop more actual system for KMD workshop activity with multiple groups.
• 一次資料へのリンクURL: https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=2017000002-20170308
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 慶應義塾大学 : 慶應義塾大学学術情報リポジトリ