集団遺伝解析に基づく外来ザリガニの管理手法の開発

資料種別: 文書・図像類

著者: 西川, 潮ほか

出版者: -

出版年: 2011-06-22

資料形態: デジタル

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: 金沢大学環日本海域環境研究センター特定外来生物シグナルザリガニ(Pacifastacus leniusculus)は、近年、急速に北海道や本州で分布を拡大している。本研究では、ミトコンドリアDNA解析(16SrRNA)に基づき、シグナルザリガニの起源、遺伝的変異、ならびに侵入先における分散パタンを明...

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デジタル

資料種別: 文書・図像類
タイトル: 集団遺伝解析に基づく外来ザリガニの管理手法の開発
著者・編者: 西川, 潮
Nishikawa, Ushio
著者標目: 西川, 潮
Nishikawa, Ushio
出版年月日等: 2011-06-22
出版年（W3CDTF）: 2011-06-22
並列タイトル等: Developing management methods for invasive crayfish based on population genetic analysis
タイトル（掲載誌）: 平成22(2010)年度科学研究費補助金基盤研究(C) 研究成果報告書 = 2010 Fiscal Year Final Research Report
巻号年月日等（掲載誌）: 2008-2010
掲載巻: 2008-2010
掲載ページ: 4p.-
本文の言語コード: jpn
件名標目: 保全生物
外来生物
対象利用者: 一般
一般注記: 金沢大学環日本海域環境研究センター
特定外来生物シグナルザリガニ(Pacifastacus leniusculus)は、近年、急速に北海道や本州で分布を拡大している。本研究では、ミトコンドリアDNA解析(16SrRNA)に基づき、シグナルザリガニの起源、遺伝的変異、ならびに侵入先における分散パタンを明らかにした。その結果、1)国内のシグナルザリガニは複数起源由来のハプロタイプが混ざり合っていること、2)侵入集団は遺伝的多様性が高いこと、3)侵入集団は主に人為移植によって国内で分布を拡大していることが示された.また、シグナルザリガニに特異的な核DNAマイクロサテライト・マーカーを新規に5座開発し、これらを用いて、国内のシグナルザリガニの地域構造と遺伝的多様性を検討した。その結果、4)侵入集団は主に北海道、長野、滋賀の3クラスターに分かれること、5)北海道集団は長野、滋賀集団に比べ遺伝的多様性が高いこと、6)近年発見された利根川水系の集団は北海道由来であること、7)ミトコンドリアDNA解析で多型が認められなかった集団でも、核レベルでは十分に高い多様性を示すことが分かった。これらのマイクロサテライト・マーカーはシグナルザリガニの分布拡大パタンの解明や駆除ユニット設定の際に有用である。
In recent decades, the invasive signal crayfish (Pacifastacus leniusculus) has been rapidly expanding its distribution range in Japan. Based on 16S mtDNA analysis, we clarified its origin, genetic variability and dispersal in Japan. We found that the invasive signal crayfish : 1) have undergone genetic admixture following transportation from multiple locations in the native range, 2) have high genetic variability and 3) likely increasing their distribution range through unintended human-mediated introductions.We subsequently developed five polymorphic microsatellite markers for signal crayfish, after which the population structure and genetic variability were analysed. Consequently, 5) the invasive signal crayfish populations were grouped into three clusters (Hokkaido, Nagano and Shiga) 6) the newly found population in Tone River drainage appeared to have originated from Hokkaido and 7) the populations with low genetic variability in 16S mtDNA have high genetic variability in microsatellite DNA. These microsatellite markers are useful in identifying dispersal pathways and defining eradication units for the invasive signal crayfish.
研究課題/領域番号:20510219, 研究期間(年度):2008-2010
出典：研究課題「集団遺伝解析に基づく外来ザリガニの管理手法の開発」課題番号20510219（KAKEN：科学研究費助成事業データベース（国立情報学研究所））（https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-20510219/20510219seika/）を加工して作成
DOI: 10.24517/00052302
一次資料へのリンクURL: https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=45968&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=45968&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
著作権情報: CC BY-NC-ND
関連情報: https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=00391136
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20510219/
https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-20510219/20510219seika/
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 金沢大学 : 金沢大学学術情報リポジトリKURA