ヘムオキシゲナーゼ－1による血栓制御機構が妊娠予後改善にもたらす効果の解明

資料種別: 文書・図像類

著者: 關谷, 暁子ほか

出版者: 金沢大学医薬保健研究域保健学系

出版年: 2015-05-26

資料形態: デジタル

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: 不育症は、血液凝固・線溶系および免疫機能の異常が病態に大きく関与していると考えられているが、その機序には不明な点が多い。正常妊婦における母体血中の凝固活性化マーカーの推移を分析したところ、経過の順調な妊娠でも凝固活性化マーカーが大きく増加していた。また、胎盤由来細胞に炎症性刺激を加えると、組織因子お...

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デジタル

資料種別: 文書・図像類
タイトル: ヘムオキシゲナーゼ－1による血栓制御機構が妊娠予後改善にもたらす効果の解明
著者・編者: 關谷, 暁子
Sekiya, Akiko
著者標目: 關谷, 暁子
Sekiya, Akiko
出版事項: 金沢大学医薬保健研究域保健学系
出版年月日等: 2015-05-26
出版年（W3CDTF）: 2015-05-26
並列タイトル等: Effect of coagulation-regulation system by hemo-oxygenase 1 on improvement of pregnancy outcome
タイトル（掲載誌）: 平成26(2014)年度科学研究費補助金若手研究(B) 研究成果報告書 = 2014 Fiscal Year Final Research Report
巻号年月日等（掲載誌）: 2012-04-01 - 2015-03-31
掲載巻: 2012-04-01 - 2015-03-31
掲載ページ: 4p.-
本文の言語コード: jpn
件名標目: 不育症
妊娠
血栓
ヘムオキシゲナーゼ-1
スタチン
対象利用者: 一般
一般注記: 不育症は、血液凝固・線溶系および免疫機能の異常が病態に大きく関与していると考えられているが、その機序には不明な点が多い。正常妊婦における母体血中の凝固活性化マーカーの推移を分析したところ、経過の順調な妊娠でも凝固活性化マーカーが大きく増加していた。また、胎盤由来細胞に炎症性刺激を加えると、組織因子および線溶阻止因子の発現が増加した。一方、血管内皮細胞にフルバスタチンを添加すると抗血栓蛋白の発現が増加した。以上より、妊娠中の母体は生理的に血栓形成準備状態にあり、炎症などの付加的要因が胎盤内血栓を誘発するが、フルバスタチンにより血管内皮の抗血栓性を強固にし、血栓傾向を軽減できる可能性が示された。
The pathogenesis of recurrent miscarriage is poorly understood.The blood coagulation-associated laboratory data of normal pregnant women demonstrated increased levels of thrombotic markers such as prothrombin fragment 1+2, thrombin-antithrombin complex, soluble fibrin and d-dimer. In BeWo cells, an in vitro model of the human placenta, TNF-α treatment enhanced expression of procoagulant proteins including tissue factor and plasminogen activator inhibitor-1 (PAI-1). Meanwhile, fluvastatin enhanced expression of anticoagulant proteins including tissue factor pathway inhibitor (TFPI) and a disintegrin and metalloproteinase with thrombospondin type 1 repeats (ADAMTS13) in human umbilical vein endothelial cells.Those results indicate that pregnant women are at higher risk of thrombosis, which is accelerated by inflammation in some cases of adverse pregnancy outcome. Fluvastatin may improve antithrombotic properties of endothelium and attenuate thrombotic tendencies during pregnancy.
研究課題/領域番号:24790549, 研究期間(年度):2012-04-01 - 2015-03-31
出典：研究課題「ヘムオキシゲナーゼ－1による血栓制御機構が妊娠予後改善にもたらす効果の解明」課題番号24790549（KAKEN：科学研究費助成事業データベース（国立情報学研究所））（https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-24790549/24790549seika/)を加工して作成
DOI: 10.24517/00054972
一次資料へのリンクURL: https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=48650&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=48650&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
著作権情報: CC BY-NC-ND
関連情報: https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=10452111
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24790549/
https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-24790549/24790549seika/
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 金沢大学 : 金沢大学学術情報リポジトリKURA